コロナウイルス狂騒曲の行方(No.30)
東京オリンピックまで1か月! 何があっても、もう止めることは出来ません。
急ピッチで進むワクチン接種! 何があっても、もう止めることは出来ません。
オリンピックとワクチンは運命共同体のようです。
■ 不安が不安を呼ぶ
世界中でワクチン接種が進む中、同調圧力や差別に悩む人が増えています。
一度、思考を整理してみようと思います。
私たちは、コロナウイルスにおびえ、日々つらい自粛を強いられました。
連日のテレビ報道で不安は頂点に達し、我慢も限界に来ていました。
そんな中、急ピッチで開発された救世主のワクチン。
われ先にとワクチンに飛びつく高齢者がいるのは当然です。
これで助かったと思えばなんの問題もないのですが・・・
世の中には様々な情報が氾濫しています。
人類史上初めてのmRNAワクチンへの不安です。
コロナウイルスで不安になり、今度はコロナワクチンで不安になり。
一体何を信じれば良いのでしょう?
参考写真 ACワークス(株)
■ あなたはコロナワクチン何派?
当ブログが、世の中の動向を見て勝手に分類すると、
・推進派 : 政府、医師会、製薬会社
・肯定派 : 病院、医師、自治体、国民(特に高齢者)
・容認派 : 大手企業(職域)、学校(主に大学)、一般国民
・慎重派 : 副反応のリスクを考える国民(特に若年層)
・懐疑派 : ネットなどの情報に敏感な国民
・否定派 : 一部の医師・専門家、オピニオンリーダー?
人はそれぞれの事情や考えがあり、最終的には自分で判断することになります。
幸い日本には自由があり、その自由意志は尊重されるべきです。
ただ余りにも情報過多で、悩む人も多いと思います。
巷にあふれる怪情報、フェイクニュースに惑わされることなく、
かと言って、テレビの報道を鵜呑みにすることもなく、
最善の結論を出して下さい。
■ 根底にあるのは 政府(厚労省)への不信感
今回のコロナワクチンで悩む人が多いわけは、過去の日本のワクチン行政への不信感があります。
日本では、1970年代に天然痘などのワクチンによる副作用をめぐる集団訴訟が多発し、予防接種にする不信感が高まりました(国が敗訴)。
その後も、接種後に無菌性髄膜炎の発症例が相次ぎ報告されるなどで、1993年厚生省(当時)は新三種混合ワクチン(MMRワクチン)の接種中止を決定しました。
また、子宮頸がんを予防するHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンに関しても、副作用の恐れがあるとして、その積極的推奨を取り消しています。
記憶に新しい 薬害エイズ事件は、1980年代に血友病患者に対し、加熱処理をせずウイルスの不活性化を行わなかった血液凝固因子製剤を治療に使用したことにより、多数のHIV感染者およびエイズ患者を生み出した事件ですが、製薬会社と非加熱製剤を承認した厚生省に対して、損害賠償を求める民事訴訟となり一人4500万円支給などで和解が成立しています。
いづれも、国の責任が大きく問われる結果となり、行政への信頼は失墜しました。
さて、緊急事態宣言も解除されました。
しかし、まだ自粛ムードは続きます。
それでも、あと1か月もすれば、日本国民はみんながテレビの前にかぶりつくことでしょう。
今のコロナ禍を忘れたように。
オリンピックに反対だった人も、メダルに一喜一憂するはずです。
国民は、コロナウイルスにおびえ、
コロナワクチンで意見が分かれ、
オリンピックをみんなで応援し、
結局踊らされているだけのように思います。
都議選が7月4日投開票、衆議院選挙が多分9月解散10月総選挙です。
そのカギはコロナウイルスが握っていますが、都民、国民は熟考して臨むべきだと思います。利権が付きまとう政治家には絶対に票を入れない事です。
♬音楽で癒されよう
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