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  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2021年6月 6日 (日)

知られざる名曲 第51回 Seven Years in Tibet / ジョン・ウィリアムズ

第51回は ハリウッド映画のレジェンド、ジョン・ウィリアムズ(John Williams)が、満を持して登場致します。

彼は、アカデミー賞5回、グラミー賞25回、ゴールデン・グローブ賞4回など、幾多の受賞歴に輝く映画音楽界の巨匠(作曲、指揮者、ピアニスト)です。(受賞歴は2020年5月現在)

ニューヨーク州生まれ、ロサンゼルス移住後は名門UCLAに進み、その頃作曲を学び、さらにジュリアード音楽院でピアノを学びました。

「スター・ウォーズ」、「ハリー・ポッターと賢者の石」などの映画音楽とは別に、
ロサンゼルス五輪のための《オリンピック・ファンファーレとテーマ》、小澤征爾ホール(タングルウッド )落成記念のための《チェロ協奏曲》をはじめ、《テューバ協奏曲》、《ホルン協奏曲》、《オーボエ協奏曲》などのクラシック作品も多く存在します。

これまでにボストン響、ニューヨーク・フィル、シカゴ響など全米主要オケのほぼすべてとロンドン響を指揮。2020年1月にはウィーン・フィルを初めて指揮し、ヨーロッパ大陸デビューを飾りました。


Sav

今回は ジョン・ウィリアムズの数ある名曲の中から 映画「Seven Years in Tibet(セブン・イヤーズ・イン・チベット)」を聴いてみることにしました。

この映画は、第二次世界大戦中、捕虜となったオーストリア人登山家が脱走の末 チベットに辿り着き、その禁断の地でのダライ・ラマとの友情、魂の遍歴を描くヒューマンドラマです。

映画音楽と言っても、クラシックのチェロ協奏曲です。実際にサウンドトラック盤は、世界的なチェリスト “ヨーヨー・マ” が演奏しています。

■ 第51回 Seven Years in Tibet / ジョン・ウィリアムズ 1932- )

前半、ドラマティックなオーケストレーションに圧倒されます。そして陰影のあるチェロが美しい~とても印象的です。

後半、音楽にチベット色が現れると、チェロが深い瞑想の世界に入り、静かにテーマが回想されて消えるように終わります。
余韻をたたえた最後の音に、拍手は数秒ありませんでした。

チェロのセシル・グリューブラーは、チューリッヒ芸術大学、ノルウェー音楽アカデミー出身の俊才。
彼女の深い音楽性に思わず手を合わせました。



参照 ジョン・ウイリアムズ公式サイト

https://www.universal-music.co.jp/john-williams/biography/


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知られざるクラシック名曲の宝庫を開けるシリーズ

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