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  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2021年6月30日 (水)

知られざる名曲 第63回 漁夫たちの踊り/橋本國彦

今回は、日本における西洋音楽の草分け的作曲家 橋本國彦(はしもと くにひこ、1904 - 1949)に焦点を当ててみたいと思います。

早くから音楽の才能に芽生えた橋本は、大正12年に東京音楽学校(現:東京芸術大学)に入学。ヴァイオリン、指揮法、作曲を学び、ウィーンに留学します。

帰国後は、作曲家・編曲家として活躍。教師としても優れており、1933年(昭和8年)母校の教授に就任。門下には、矢代秋雄を筆頭に芥川也寸志、團伊玖磨、清水脩、大中恩、高橋悠治、畑中良輔、黛敏郎、指揮者の朝比奈隆ら錚々たる音楽家がいます。

特筆すべきは、日本ビクターの専属アーティストとして、1943年、日本人として初めてベートーヴェンの第九(第四楽章のみ)を指揮して商業録音したことです。

↓ 太平洋戦争下の録音です。よくこの時代に録音できたと思います。訳詞(日本語)は大変興味あるものです。

日本人初の第九レコード《歓喜の頌》
https://www.youtube.com/watch?v=Fs4xVjzpE6k

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さて今回の曲は、花柳寿美(初代花柳寿美 岐阜県出身)の委嘱で 日本舞踊家のために橋本が作曲したバレエ音楽です。

台本は羽衣伝説に基づくもので、海岸で漁夫が天女の羽衣を発見したあと、それを取り戻そうとする天女による踊り、羽衣を受け取った天女の昇天を描いています。「漁夫たちの踊り」は全7曲中3曲目。


■ 第63回 バレエ音楽「天女と漁夫」より「漁夫たちの踊り」/ 橋本國彦(1932年作曲)



橋本の瑞々しい感性が紡ぐ伝統的な「日本の風土」と「日本人の心情」。

軍事色が増す世相の中で作曲されましたが、作品には連綿とした日本情緒が余すところなく表現されています。

戦後まもなく(1949年)彼は44歳で帰天しました。




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今までご紹介した記事を、第1回から順に並べて見やすくした「知られざるクラシック名曲の宝庫を開けるシリーズ」を、アーカイブとして公開(順次更新)しております。是非ご参照下さい。

知られざるクラシック名曲の宝庫を開けるシリーズ

知られざるクラシック名曲の宝庫を開けるシリーズ 2



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