知られざる名曲 第47回 Pastoral Fantasy/藤掛 廣幸
知られざるクラシック名曲の宝庫を開ける
今回は日本の現代作曲家 藤掛 廣幸のマンドリンオーケストラ曲「Pastoral Fantasy(パストラル ファンタジー)」をご紹介したいと思います。
藤掛 廣幸(ふじかけ ひろゆき、1949年 - )は、岐阜県出身。
日本を代表する作曲家の一人として、管弦楽、マンドリン曲、吹奏楽、オペラ、ミュージカル、バレエ、ピアノ曲、合唱曲、映画音楽等、多岐にわたる作品を書く一方、シンセサイザーやコンピューターを駆使した演奏家としても評価されています。
1977年には、世界三大コンクールの一つである エリザベート王妃国際音楽コンクール作曲部門で、管弦楽のための「縄文譜」が、日本人として初めてグランプリを受賞しました。
画像 ACワークス(株)
もう40年以上も前ですが、この曲を初めて聴いた時は感動しました。
パストラルファンタジー、まさに牧歌的な幻想曲です。
農耕民族だった日本人の原風景を感じさせる叙情的な曲想と、フーガによる躍動的な曲想が、大きな起伏をもって描かれており、マンドリン合奏曲として、不朽の名作と言わねばなりません。
この曲は、もともとマンドリンオーケストラのために作曲されましたが、今回は「ヴァイオリンとマンドリンオーケストラ用」の版をお聴き下さい。最後まで聴かれることをお勧めします。
■ 第47回 Pastoral Fantasy(パストラル ファンタジー)/藤掛 廣幸
ヴァイオリン独奏の 伊藤亜美(尾池 亜美)さんはじめ、演奏家のすべてがこの曲を「演奏する歓び」を感じながら演奏しています。
この名曲に、この名演あり。この曲を聴いて日本人の原点を思い出して下さい。
今までご紹介した記事を、第1回から順に並べて見やすくした「知られざるクラシック名曲の宝庫を開けるシリーズ」を、アーカイブとして公開(順次更新)しております。是非ご参照下さい。
知られざるクラシック名曲の宝庫を開けるシリーズ
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