コロナウイルス狂騒曲の行方 (No.23)
■ 続くコロナの災厄
・世界ではワクチン接種が進んでいるのに、新たな変異株ウイルスの出現によって、コロナは終息するどころか、猛威をふるっている。
世界の新規感染者 ジョンズホプキンス大学サイト(2021・5・2)
・インドでは、一日の新規感染者数が40万人に達して、亡くなった人を広場で火葬している。(2021・5・2 ニュース)
インドの新規感染者 ジョンズホプキンス大学サイト(2021・5・2)
・日本も4都府県に緊急事態! 聖火リレーも満足に出来ないのに、東京オリンピックは出来るのだろうか?
日本の新規感染者 ジョンズホプキンス大学サイト(2021・5・2)
しかし、そのような世界情勢の中で、コロナ感染が少ない国として、中国、台湾、ニュージーランド、シンガポール、ベトナムが挙げられる。
アジア人の遺伝子構造や、BCG接種などの理由もあるが、日本のような例外もあり、本当のところは分かっていない。
そのような中、中国は発生源であるにも関わらず、ほぼコロナは終息している。人口14億人の中国が、第2波も第3波もないまま終息したことは何故なのだろう。
中国の新規感染者 ジョンズホプキンス大学サイト
■ 中国を見習うべきではないのか
WHOを始めとして、世界は中国を見習うべきではないだろうか。
急いで開発されたワクチン。当然とはいえ長期の安全性は未知数である。しかし世界はワクチンを救世主のように頼っている。治療薬も完成していないが、特効薬が出来たとしても、副作用が無いとは断言できないだろう。
このままワクチンや新薬を中心とした西洋医学に頼っていて本当に大丈夫と言えるのだろうか。
当ブログでも指摘したように、中国には伝統医学の「中医学」がある。
※ご参考 セルフヒーリング倶楽部まもなくスタート
中国では、西洋医学の感染症、呼吸器専門医などと中医の協力による「中西医統合治療」が実践された。「三方三薬」と言われる緊急用の中医薬を開発し、大量に発生したコロナ患者に対して無症状から重症まで細かく治療にあたり、コロナを封じ込んだ。(以降 2021・4・19 AERA dot.ヤフーニュースより)
2020年3月23日、国家中医薬局は、武漢での記者会見で、清肺排毒湯をはじめとする処方は、コロナ感染者の91・5% にあたる7万4187人に用いられ、90%以上の患者に有効だったと報告した。
さらに、湖北省の複数の仮設病院のなかでは、564人のうち一人も重症化しなかったという病院もあり、その他の病院でも重症化率は2~5%だったという。
予防から軽症、そして回復期、後遺症も中医学で対処 。中国ではコロナに感染していなくとも、予防の意識が強い人は、中医にかかりアドバイスを求める。世界保健機関(WHO)も、伝統医学と現代医学を組み合わせることを推奨している。
推奨はしているものの、WHOは動いていない。ただ手をこまねいて世界の惨状を見ているだけである。
言わば、コロナに打ち勝った大国は中国だけである。そのような好事例があるにも関わらず、世界は中国を見習おうとしない。少なくとも医師団を派遣して調査をするべきである。WHOは発生の原因究明のため調査団を派遣したが、その前にやるべき事があったと思う。
コロナの災厄は、分断された世界が、協調する世界へと進化するチャンスであった。しかし、米国ではアジア人が迫害を受けている。何という愚かなことであろうか。
コロナによる死者は毎日1万人を超え、累計で318万人に達したが、ワクチンの争奪戦と利権構造、世界の分断と格差は広がるばかりである。
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