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2021年5月 2日 (日)

知られざる名曲 第37回 組曲 「馬あぶ」 Op.97aより第8曲 [ロマンス]  /ショスタコーヴィチ

知られざるクラシック名曲の宝庫を開ける

今回は、ソビエトの作曲家 ショスタコーヴィチ にスポットを当てることにしました。

当ブログの見解では、20世紀半ば~今日まで、新たなクラシック音楽の作曲家は登場していません。
ショスタコーヴィチが事実上最後のクラシック音楽作曲家になります。


彼は68年の生涯で、15の交響曲と15の弦楽四重奏曲を中心に、管弦楽曲、合唱曲、映画音楽など多数の作品を残しました。

最近日本でも人気の高いセカンドワルツ」←この動画は7000万回以上再生されています。また、クラシックファンに人気のある交響曲第5番(動画は4楽章の一部)は、ショスタコーヴィチの代表作です。

したがって、ショスタコーヴィチの知られざる名曲は、組曲「馬あぶ」にしました。

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■ 第37回 組曲 「馬あぶ」 Op.97aより第8曲 [ロマンス]    ドミートリイ・ショスタコーヴィチ(Dmitrii Shostakovich 1906 - 1975)

この曲は、映画音楽(ファインツィムメル監督「馬あぶ」1955年)です。「ロマンス」は、ショスタコーヴィチが作った最も美しい曲と言われ、最近はフィギュアスケートで使われたりしていますので、聴いたことがある人も多い曲です。



多くの芸術家が、戦時下の体制の影響を受けながら活動せざるを得ない時代。ショスタコーヴィチもまた例外ではありませんでした。

しかし彼は、ひと時、暗い時代の呪縛から解き放されて「ロマンス」を書いたような気がします。重く垂れさがった雲から、春の温かい陽ざしが差し込むような、そんな安ど感を彼は求めていたのでしょう。

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