知られざる名曲 第31回 ピアノ四重奏曲 変ホ長調 作品47 第3楽章/シューマン
知られざるクラシック名曲の宝庫を開ける
有名作曲家による「知られざる名曲」を探ってみました。
その最初はシューマンです。
ロベルト・シューマン(Robert ・Schumann, 1810 - 1856)は、ドイツ・ロマン派を代表する作曲家です。
ピアノ曲「トロイメライ」や、歌曲または合唱で歌われる「流浪の民」はとても有名です。
今回はシューマンの室内楽から、ピアノ四重奏を選びました。室内楽がお好きな方ならご存じの方もあると思いますが、一般的にはあまり知られていない名曲です。
■ 第31回 シューマン(Schumann)ピアノ四重奏曲 変ホ長調 作品47 第3楽章(Piano Quartet in E flat Major, 3rd movement)
この曲は、特に3楽章冒頭のチェロの弾くテーマが美しく、一度聴いただけで魅了されてしまいます。
そのテーマはヴァイオリンに受け継がれ、後半にはヴィオラ、そして終盤、チェロが回想するかのように演奏して終曲します。
終曲するとため息が漏れるでしょう。まさにロマン派の傑作です。
この楽章の主役ともいえるチェロ奏者は、韓国の Yoon Kyung Cho (チョ・ユンギョン)さん。
ブラームス国際コンクール チェロ部門2位(2014)。
のびやかで歌心のあるチェロに対し、ヴァイオリンはとても繊細です。
ブラームス国際コンクール チェロ部門2位(2014)。
のびやかで歌心のあるチェロに対し、ヴァイオリンはとても繊細です。
写真 ACワークス株式会社
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