2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

開設以来のバックナンバー

書の作品

  • Img_20190628_0001_new
    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

左上の ▶ 再生ボタンを押して下さい。バッハ、イタリア協奏曲が流れます。もう一度押せば止まります。

壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
フォト
無料ブログはココログ

« セルフヒーリング倶楽部 ⑭ 健康の5S とは | トップページ | 知られざる名曲 第26回 スペインのため息/アロンソ  »

2021年4月 7日 (水)

知られざる名曲 第25回 ヴァイオリンの歌 (Das Lied Der Geige) Op. 2/シェベック

知られざるクラシック名曲の宝庫を開ける

数年前 YouTube を聴いていて、偶然このヴァイオリン曲を知りました。上品で可憐な曲です。

曲のタイトルは、「ヴァイオリンの歌 (Das Lied Der Geige) Op. 2」

この心に残る名曲を作った人は、ヤン・シェベック(Jan Schebek)という作曲家でした。

4172915_s

■ 謎の作曲家

ヤン・シェベック(Jan Schebek)、初めて聞く名前でしたが、調べてみると何処にもそんな名前の作曲家はいません。

同じ名前で、 Jan Schebek( 1815 - 1889)がいましたが、チェコの鉄道建設業および起業家 で、音楽とは無縁のようです。
JanŠebek というサッカー選手もいますが違います。

世界最大級のクラシック音楽ライブラリー「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」では、44,277人(2020年7月現在)の作曲家が登録されていますが、この中にも Jan Schebek は見当たりませんでした。

発売されているCDジャケットの裏面にも、ヤン・シェベックの名前はあるものの、生年も没年も表記はありませんでした。

Sl1600


不思議なことに楽譜はネット上で入手できました。どうやら無伴奏(ソロ)のヴァイオリン曲のようです。

この楽譜に手がかりがありました。よく見ると、ピアノ伴奏付きにアレンジした人がいるのです。

Img_20210407_123839

楽譜には、アーサー・ザイボルトによって、ヴァイオリンとピアノのために編曲された(übertragung fur violine und klavier von Arthur Seybold 独語) とあります。

アーサー・ザイボルト(Arthur Seybold  1868 -1948)は、Wikipediaによると、ドイツの作曲家、ヴァイオリニストのようです。

このことから、おそらく ヤン・シェベック も同年代のドイツの作曲家ということになります。
しかし、それ以外は分かりません。


と言うことで、今回は正真正銘の「知られざる名曲」となります。

■ 第25回 ヴァイオリンの歌 (Das Lied Der Geige) Op. 2 ヤン・シェベック(Jan Schebek)



この曲に込められた「慈愛に満ちたまなざし」を思うとき、ヤン・シェベックの優しい人物像が浮かんでくるのです。




« セルフヒーリング倶楽部 ⑭ 健康の5S とは | トップページ | 知られざる名曲 第26回 スペインのため息/アロンソ  »

音楽」カテゴリの記事

知られざるクラシック名曲の宝庫を開ける」カテゴリの記事