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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2021年4月24日 (土)

知られざる名曲 第33回 スターバト・マーテルより「嘆き憂い悲しめるその御魂は」/ロッシーニ 

知られざるクラシック名曲の宝庫を開ける

今回は、イタリアの作曲家 ジョアキーノ・アントーニオ・ロッシーニ(Gioachino Antonio Rossini, 1792- 1868)の、スターバト・マーテルから1曲選びました。

ロッシーニは、「セビリアの理髪師」や「ウイリアムテル」などのオペラ作品で有名ですが、サロン風の歌曲や宗教作品にも定評があります。

その宗教作品「スターバト・マーテル」(ラテン語: Stabat Mater、「悲しみの聖母」)の第2曲目、テノールで歌われる「嘆き憂い悲しめるその御魂は」という曲を聴いてみて下さい。私は初めて聴いた時、その親しみやすい旋律に感激しました。

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「悲しみの聖母」

尚、動画で歌っているのは、盲目のイタリアのテノール歌手 アンドレア・ボチェッリです。
彼は12歳の時にサッカーボールを頭に受け脳内出血を起こしたことで先天性緑内障が悪化して失明しました。

しかし、世界最高峰のテノール歌手として知られ、アルバムの全世界売上枚数は9000万枚を超えています。

2020年4月、コロナ禍の中、ミラノ大聖堂で行われた無観客コンサートでは「アメイジング・グレイス」などを歌い、YouTubeストリーミングの同時視聴者数は、史上最大となる280万人にのぼりました。


■ 第33回 「スターバト・マーテル」より「嘆き憂い悲しめるその御魂は」 ロッシーニ



これはもう宗教曲と言うよりオペラアリアです。ロッシーニらしい旋律美、小気味よい行進曲風の伴奏。
アンドレア・ボチェッリの圧倒的な歌唱、ローマのサンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会のライブ映像です。




参考 Wikipedia
絵画 カルロ・ドルチ「悲しみの聖母」国立西洋美術館

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