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  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2021年4月10日 (土)

知られざる名曲 第27回 エチュード ト短調 /ドライショック

知られざるクラシック名曲の宝庫を開ける

今回は珠玉のピアノ小品です。

F・ドライショック 作曲の「エチュードト短調」。

とてもマイナーなピアノ曲です。



フェリックス・ドライショック(1860-1906) は、ドイツ ライプツィヒ 生まれのピアニスト兼作曲家。

ピアニストとしても人気を集め、同時に作曲家としても成功をおさめ、ピアノ、ヴァイオリン、声楽、オーケストラ曲を書きました。しかし詳しい経歴は分かりません。

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F・ドライショック画像(木版画) Wikipediaより

ト短調の名曲と言えば、ショパンのバラード1番ト短調 や モーツァルトの交響曲40番ト短調、アルビノーニのアダージョなどが思い浮かびます。

ト短調 (g minor)という調性の持つ特徴は、一般的に憂愁で深くロマン的とされますが、ドイツの作曲家・音楽理論家 マッテゾンは、「真面目さと愛らしさを持ち合わせている最も美しい調べ」と述べています。


■ 第27回 エチュード ト短調 (Etude in g minor) フェリックス・ドライショック(Felix Dreyschock )



ピアノが流麗に、まるで大気に溶け込むように歌い出します。

自然な息づかい、美しい響き、静かな高揚感 ・・・

私たちは YouTube で聴けて幸運です。


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