知られざる名曲 第27回 エチュード ト短調 /ドライショック
知られざるクラシック名曲の宝庫を開ける
今回は珠玉のピアノ小品です。
F・ドライショック 作曲の「エチュードト短調」。
とてもマイナーなピアノ曲です。
フェリックス・ドライショック(1860-1906) は、ドイツ ライプツィヒ 生まれのピアニスト兼作曲家。
ピアニストとしても人気を集め、同時に作曲家としても成功をおさめ、ピアノ、ヴァイオリン、声楽、オーケストラ曲を書きました。しかし詳しい経歴は分かりません。
ト短調の名曲と言えば、ショパンのバラード1番ト短調 や モーツァルトの交響曲40番ト短調、アルビノーニのアダージョなどが思い浮かびます。
ト短調 (g minor)という調性の持つ特徴は、一般的に憂愁で深くロマン的とされますが、ドイツの作曲家・音楽理論家 マッテゾンは、「真面目さと愛らしさを持ち合わせている最も美しい調べ」と述べています。
■ 第27回 エチュード ト短調 (Etude in g minor) フェリックス・ドライショック(Felix Dreyschock )
ピアノが流麗に、まるで大気に溶け込むように歌い出します。
自然な息づかい、美しい響き、静かな高揚感 ・・・
私たちは YouTube で聴けて幸運です。
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