知られざる名曲 第36回 「ジャクリーヌの涙」/ オッフェンバック
知られざるクラシック名曲の宝庫を開ける
有名作曲家が書いた「知られざる名曲」。絶対に外せない曲が、オッフェンバックの「ジャクリーヌの涙」です。
ジャック・オッフェンバック(1819 - 1880)は、ドイツに生まれ、フランスで活躍した作曲家・チェリストです。
特にオペレッタに傑作が多く、生涯に100曲ほど作曲しましたが、中でも「地獄のオルフェ」(邦題「天国と地獄」)は日本でも人気があり、その序曲は、運動会のBGMに使われたり、カンカン踊り(フレンチカンカン)の音楽としても有名です。
ロートレックの作品、1895年 Wikipediaより
さて、チェロ曲「ジャクリーヌの涙」は、サンサーンスの動物の謝肉祭にある「白鳥」に勝るとも劣らないチェロの名曲です。
ジャクリーヌという女性が誰のことかは分かりませんが、この名曲を聴く限り魅力的で美しい女性であることは想像できます。
詳しくは、当ブログ ジャクリーヌの涙 壺中日月長 (2019・5・18)記事をご参照下さい。
■ 第36回 「ジャクリーヌの涙」 (Jacqueline's Tears) オッフェンバック(Jacques Offenbach)
この演奏は、チェリストで編曲者のヴェルナー・トーマス=ミフネ (Werner Thomas-Mifune 1941- ) が、難病で亡くなった天才チェリスト ジャクリーヌ・デュ・プレ(1945-1987 42歳没)に捧げたものです。
哀切の情をこもらせたオッフェンバックの名曲と、音楽によるメッセージが心に沁みる トーマス=ミフネの名演奏、言葉もありません。
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