知られざる名曲 第18回 恋の繰り言(くりごと)/ジャン=フィリップ・ラモー
知られざるクラシック名曲の宝庫を開ける
今回は、シリーズ第18回目ということで初めてピアノソロ曲を選んでみました。
原曲はクラブサン(チェンバロ)のために書かれた器楽曲です。
作曲は、ジャン=フィリップ・ラモー(Jean-Philippe Rameau, )です。ラモーはフランスの後期バロック時代を代表する作曲家兼音楽理論家でした。クラブサン曲集以外にも、宗教曲やオペラ(フランス語)などが有名です。
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演奏は ヴィキングル・オラフソン(1984- )、アイスランドのピアニストです。
オラフソンは絶対音感と共感覚の両方を持っており、それによって彼は音楽を色に関連付けることが出来ると言います。たとえば、彼はヘ短調を青色に、ロ長調を黄色に、ロ長調を紫色に関連付けているそうです。
■ クラヴサン曲集より "恋の繰り言(くりごと)" ジャン=フィリップ・ラモー(Jean-Philippe Rameau, 1683 - 1764)
この曲を聴いていると、静かでもの悲しいと同時に、心の安らぎを覚えます。
繰り言とは、「泣き事や不平などをくどくどと言うこと」ですが、曲は透明で清涼感を感じるほどです。
ピアノが美しく響きます。オラフソンさんの演奏にあなたは何色を感じられましたか。
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