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  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2021年3月27日 (土)

知られざる名曲 第20回 オペラ「ゴイェスカス」間奏曲/グラナドス

知られざるクラシック名曲の宝庫を開ける

今回は、スペイン近代音楽の作曲家 エンリケ・グラナドス( Enrique Granados )の オペラ「ゴイェスカス」(1915年)間奏曲です。

このオペラは、まさにグラナドス円熟期の最高傑作と言われていますが、もとはピアノ組曲(1911年)をオペラに改作したものです。

後に、このオペラのニューヨークでの大成功が、グラナドスの悲劇を招くことになるのです。


■ 潜水艦の攻撃で命を落とした作曲家

戦争で犠牲になった音楽家はいますが、潜水艦の魚雷攻撃で亡くなった音楽家はグラナドス一人だと思います。

1916年1月、ニューヨークでの初演は大成功となり、帰路についた グラナドス夫妻が乗船した客船サセックス号は、英仏海峡を渡航中、ドイツ軍潜水艦による魚雷攻撃を受け、夫妻はその犠牲となったのです。

このとき、グラナドスはいったん救命ボートに救い上げられましたが、波間に沈もうとする妻アンパロの姿を見て再び海中に身を投じ、二人はもつれ合うように暗い波間に消えたといいます。グラナドス48歳でした。(一部Wikipediaより)

Ferry__sussex__torpedoed_1916-1
損傷を受けたサセックス号 Wikipediaより

ご参考=当ブログ「2017年メモリアルイヤーの二人の共通点とは」

https://manriki358.cocolog-nifty.com/blog/2017/01/post-c4a8.html


■ 第20回 オペラ「ゴイェスカス」間奏曲 エンリケ・グラナドス( Enrique Granados 1867 – 1916)


「グラナドスこそ、もっとも本質的な創造者である。……ひと言でいえば、もっとも天才的で、もっとも細やかな詩情を備えた作曲家である。しかも彼は独学だった。彼は……私たちのシューベルトだ。」  パブロ・カザルス


戦争で非業の死を遂げなければ、さらなる名曲が生まれていたことでしょう。


日本でも、尾崎宗吉という作曲家が中国戦線で戦病死しています(享年30歳)。
夜の歌 YouTube 尾崎宗吉

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