コロナウイルス狂騒曲の行方 (No.18)
コロナ新規感染者が東京で600人を超えました。全国では最多2969人。やはり気になる数字です(2020・12・10現在)。
ただ、PCR検査数もうなぎ上りで、12月10日現在累計で390万人が受けています。当然検査数に比例して感染者数が増えていると思います。
一方、インフルエンザは激減しています。11月29日現在の患者数は何と全国で263人、これは昨年同期の99.7%減だそうです。マスク着用と自粛生活のお陰でしょうか。
■ コロナ 三種の神器
マスク、アルコール消毒、検温(体温計)が、コロナ対策「三種の神器」といったところです。
①検温でブザー
ある「道の駅」の物産売り場で、手のひらによる「検温」がありましたが、何故か私は「37.5℃」でした。たちまちブザーが鳴ってガードマンに呼び止められましたが、再度測ると、今度は「36.1℃」でした。どうも検温は不正確です。
②乾電池不足
テレビのリモコンの乾電池がなくなったので、コンビニへ買いに行ったら品切れでした。聞いてみると、最近デジタル型の体温計が急に普及して、乾電池が品薄だと言っていました。コロナの影響はこんなところにもあるのです。
③芳名録の筆がない
知人の個展に出掛けました。受付で芳名録を書く際、普段は筆ペンを使いますが、コロナ感染防止の観点から「使い捨てエンピツ」を渡されました。書いたエンピツはゴミ箱へ。資源の無駄と思いますが・・・
④すぐ帰れない
会議が終わっても、机や椅子のアルコール消毒をしなければなりません。これは時間の無駄です。
かと言ってオンライン会議は慣れないせいかトラブルが多くあまり活用されません。困った問題です。
■ 来春の祭りは
今年の地元の春祭りはコロナで中止になりました。来春の祭りはどうなるのでしょうか。
お囃子の笛は、マスクをしていたら吹けません。お神輿を担ぐには「蜜」にならざるを得ません。
マスクを付けて、「ワッショイ、ワッショイ」と言わずに静かに神輿を担ぐ光景は「祭り」とは言えません。
近々、祭り開催の是非を巡って会議が開かれますが、悩ましい限りです。
■ 新年の初詣は
デジタル初詣になります。わざわざ神社に出掛ける必要もなく、スマホやPCで画面を見て手を合わせ、お賽銭(さいせん)は、QRコードやクレジットカードによるキャッシュレス決済でOKです。
こんな進化型初詣が、一部の由緒ある神社や寺院で実際に行われます。
■ 高齢者除外の問題点
急速なコロナ感染拡大を受けて、東京都はGOTOトラベルについて、65歳以上の高齢者(又は基礎疾患のある人)は自粛するよう要請しました。高齢者でも元気な人は沢山いるのに残念なことです。自粛ばかりしていたら、今度は心身が病んでしまうでしょう。
差別をされているように感じる高齢者も多いと思います。
実は先日、あるコーヒーショップでブレンドを注文したら、女性店員から「ミルクを入れられますか?」と聞かれました。
その店員は、すぐ隣のテーブルの若いカップルには、「フレッシュを入れられますか?」と聞いていました。
高齢者はひがみっぽいのです。
以上ランダムに、コロナに翻弄される社会の一面を取り上げました。
ワクチンの開発で後れを取った日本は、「脱コロナ社会」の到来は先進国で最も遅く、2022年の4月頃だと言われています。
もし本当なら、まだこんな不便な生活は当分続きそうです。
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