コロナ対策~検温の落とし穴~
新型コロナウイルスによる世界の死者が100万人を超え、感染者は3300万人を超えました。
現在も厳重な感染対策が施されていますが、中でも「検温」は最も確実な対策として多くの場所で実施されています。日本では発熱の判断基準を37,5℃と設定して、それ以上の体温がある場合は、人との接触を避け、同時に医療機関を受診するよう求められます。
■ ユニクロで
先日、マスクを買おうとユニクロに行きましたが、いつものごとく入り口で「検温」されました。ピストル型の体温計で、ピッという音が出て、すぐ体温が表示されます。なんの問題も無かったようで、そのまま店内に入れました。
いつもは気にしませんが、その日は計測してくれた店員の方(若い男性)に、自分の体温が何度だったか聞いてみました。
「35,8℃です」
「えっ、ホント?僕は36℃を切ったことは無いんだけど」「その機械壊れてるよ」
店員は苦笑いをするだけでした。
しかしそんな会話の後、額(ひたい)に手を当ててみると確かに冷たいのです。
答えはすぐ分かりましたが、犯人は自分の車のエアコンでした。エアコンの冷たい風が、顔に当たっていたのです。
それにしても、駐車場に止めてから5分ほど歩いても。まだ額の温度は上がっていなかったのです。
■ 再度検証
その数日後、友人とホテルのラウンジでお茶を飲む機会がありました。「蜜」を避けるには広々としたラウンジは理想的です。
やはり入り口には、カメラとモニター式の自動検温装置があり、客は立ち止まって自分で「検温」する仕組みです。
今度も「35,8℃」でした。
多分、車のエアコンが原因だと思いましたが、ゆっくりお茶を飲んで、出口でもう一度「検温」してみました。
めでたく、36,6℃でした。
■ 結論
このことから分かったことは、「検温」は正しくても、車のエアコンによって無意識のうちに、自分の額の体温が、0,8℃も下がっていたことです。
もし、本当に37,5℃の熱があっても、エアコンの風によって0,8℃も下がって「36,7℃」になったとしたら大変なことです。
額で「検温」するシステムは便利ですが、思わぬ落とし穴があることが分かりました。秋とはいえ、まだ日中は車のエアコンを付けることがありますが、冷風を顔に当てることは注意が必要です。ご用心、ご用心~
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