長崎原爆の日 歌い継がれる「あの子」
今日8月9日は、日本人なら決して忘れてはならない「長崎原爆の日」でした。
テレビで中継された平和祈念式典では、爆心地から500メートルにあった山里小学校で歌い継がれてきた「合唱曲 あの子」が披露されました。
作詞は、「長崎の鐘」の著者で、自らも白血病と戦いながらも被爆者の救護に当たった 永井隆(ながいたかし)博士(1908~1951)で、作曲は、原爆に妻子3人を奪われた作曲家 木野普見雄(きの ふみお)氏(1907~1970)です。
「あの子」を歌う山里小児童 NHK画面より 2020・8・9
核兵器の廃絶は、被爆者(ヒバクシャ)はじめ、被爆国日本の悲願であり、平和を願う全ての人類、すべての生命体の切なる願いであるはずです。
しかし、あれから75年、核兵器の脅威は無くなるどころか危機的状況にあります。一体私たち日本は何をしていたのでしょう。世界の指導者は何をしていたのでしょう。私たちも微力とはいえ、声を大に「平和」を訴えなければならないと思いました。次の選挙では、そんな私たちの声を代弁してくれる政治家を選びましょう。
あの子
作詞 永井隆
作曲 木野普見雄
壁に残った 落書きの
おさない文字のあの子の名
呼んでひそかに耳すます
ああ
あの子が生きていたならば
運動会のスピーカー
聞こえる部屋に出してみる
テープ切ったるユニフォーム
ああ
あの子が生きていたならば
ついに帰らぬおもかげと
知ってはいても 夕焼けの
門(かど)に出てみる葉鶏頭
ああ
あの子が生きていたならば
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