コロナでも演奏できるマスク
新型コロナウイルスの世界の感染者が2.000万人を超え、まだ終息の兆しはありません。日本でも第2波が到来しています。
今年ベートーヴェン生誕250年を迎え、本来なら盛り上がるはずだった クラシック音楽界では多くのコンサートが中止され、ようやく再開されつつあるものの、客席は定員の半分以下であったり、演奏者にもソーシャルディスタンスが求められることから、編成の大きなオーケストラ曲や合唱を伴うプログラムは、変更を余儀なくさせられています。
そんな中、苦悩するクラシック演奏家にとって朗報というべきニュースが入りました(2020・8・12 報道各社)。
■ 演奏できるマスク
東京の島村楽器が、着用したままで管楽器や鍵盤ハーモニカを演奏できるマスクを8月18日に発売すると発表しました。
マスクの正面に切り込みを入れ開口部を作ることで、楽器に直接口を当てられるようにしたものです。開口部を塞げば通常のマスクとしても使用できます。
島村楽器が発売するマスク「管楽器対応抗菌消臭立体マスク」(日経新聞記事より)
この特別なマスクは、シリカゲル製品の開発・製造を手掛けるテクナード(岐阜県羽島市)と共同で開発し、「管楽器対応抗菌消臭立体マスク」の製品名で販売するそうです。
もちろん、学校の授業で使用する鍵盤ハーモニカやリコーダー、吹奏楽部、さらに全国のオーケストラでの需要が期待できます。
※価格は税別 1.680円。フルートとピッコロは対応不可。
※その後のニュースでは、フルートにも対応できるマスク「バーディ Birdy」が、クラウドファンディングサイト「モーションギャラリー」で9月初旬に発売されるそうです。価格は税別3200円(定価は3600円)。
■ 歌えるマスク
東京混声合唱団は合唱用マスクを製作。7月31日には団員がこれを着用し、東京芸術劇場で演奏会を開きました。
画像は日経新聞記事より
この合唱用マスクは、通常のマスクと同様、鼻の横の隙間を埋めるワイヤを入れたほか、鼻筋と平行に2本の支えを入れ、布が口に触れないよう空間が作られています。
早稲田大学の音響学の専門家に分析を依頼。高音域の音に若干の減衰があったものの、聞こえ方にほとんど差はなかったとの評価でした。
※価格は税別 1.300円 「アイボリーホワイト」「ライトピンク」「サックスブルー」「ライト杢(もく)グレー」の4色
本来なら、演奏家はこのような方法は取りたくないと思いますが、長引くコロナで活動を休止するより良いと思います。音楽界にとって一日も早く日常が戻ってくることを願います。
※ その後のニュースでは、合唱用マスクの注文が全国から殺到して、すでに8千枚が売れたそうです(8月21日報道各社)!
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