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  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2020年8月31日 (月)

安倍長期政権を支えたのは野党

各社のニュースによると、安倍総理退陣表明を受けて、様々な意見が飛び交っている。


■ 鳩山元総理の、野党への痛烈なコメント

「野党の皆さん、安倍政権の間どこにおられたのですか。共産党だけは頑張ってましたが、長期政権に最も貢献したのはあなたがたでしたね。」とコメント。

さらに「仲間同士でケンカしたり選挙が近くなったらくっついたりでは、国民の皆さんはうんざりだと思いますよ。」と続けた。

(8月30日付、鳩山由紀夫元総理ツイッターより)

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近年にない「痛烈なコメント」である。当ブログも全くその通りだと思う!

■ 官僚やメディアへも皮肉たっぷり

このコメントの前日にも、鳩山元総理はツィートしている ↓

「安倍首相と一緒に行動してこられた官僚のみなさんもお疲れさまでした。今まで官邸のほうばかり忖度してこられてお疲れだったでしょう。これからはもっと日本の未来に目を向けて行かれますように。」

「大手メディアのみなさんも忖度疲れでお疲れさまでした。これからは色んな意見も国民に聞かせてください。」

(8月29日付、鳩山由紀夫元総理ツイッターより)

これも同感である。内閣に人事権を握られている官僚は、政権へのゴマすりや忖度に明け暮れてしまった。
権力の暴走や疑惑を監視するはずのメディアは、完全にその役割を週刊「文春」に渡してしまった。


■ 田原総一朗氏、舛添要一氏は、自民党にも原因があると分析

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「野党の非力さ、自民党内活力の低下が長期政権を支えたのである」(舛添要一氏)

「森友学園問題、桜を見る会問題、黒川前検事長問題、河井夫妻事件と次々とスキャンダルが起きた。かつての自民党なら党内から『もう辞めろ』という声がとっくに上がっていたはずだ。だが、周りは安倍さんのイエスマンばかり。野党の弱体化でさらに緊張感を失ってしまった。」(田原総一朗氏)

自民党議員は、選挙の時に「公認」が欲しい。公認=選挙資金である。だから官邸や執行部には逆らえないと言う構図だろうか。


■ 長期政権を支えたのは誰か!


田原氏、舛添氏、鳩山氏の意見を集約すると、安倍長期政権を支えたのは、以下の5点ではないかと思う。

1.離合集散を繰り返し、上げ足を取るだけで何もしない無能な野党

2.ゴマすりと忖度に明け暮れる官僚

3.公認欲しさにイエスマンになって「沈黙」を守る自民党議員たち

4.安倍応援団の評論家や一部メディア

5.さらに投票に行かない国民


もちろん、安倍総理の外交手腕や、金融緩和などの経済対策は評価されている。しかし、この長期政権が実現したのは、安倍総理だけの得点ではない。
野党の不甲斐なさと、イエスマンばかりの周辺、低い投票率が大きな要素であった可能性は高い。

 

■ 驚きの支持率

安倍総理の辞意表明を受けて緊急に行われた最新の世論調査(共同通信)によると、何と安倍政権の支持率は56・9%で、前回調査(8月22日、23日)より20・9ポイント増えた。

この数字をどう見るか?

難病を患って、無念のうちに退陣することを決意した 安倍総理に対する、日本人特有の同情なのか、それとも「良くやった」という慰労の意味なのか、逆に、潔く辞めたことに対する評価なのか、よく分からない。

今、「安倍ロス」という言葉がささやかれている。良くも悪くも、あの安倍総理の姿が官邸から消えるのは寂しい。評価と批判が交錯する中、疑惑は解明されないまま安倍政権は幕を閉じようとしている。

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