withコロナ時代の「リモート応援システム」
コロナのおかげで、すっかり「無観客」のイベントが定着してきました。本来は、スポーツにしてもコンサートにしても「無観客」では興行的に成り立ちません。
しかし今は非常時です。少なくとも、特効薬やワクチンが出来るまでは、「無観客」もやむを得ないことでしょう。すべてのイベントを中止すれば、文化は死んでしまいます。
スポーツ選手やアーティストにとって「無観客」が、どんなに寂しく、味気なく、空しいかは、想像するに難くありません。
それは、テレビやパソコンの前で応援する私たちも同じです。“選手やアーティスト” と “観客” が一体となって初めて「大きな感動」が生まれるからです。
■ 再び感動を!ヤマハの挑戦
スポーツ競技場や劇場、ライブハウスなどで、“選手やアーティスト” と “観客” の間に生まれる「感動」を、再び取り戻そうと、楽器メーカーのヤマハが、画期的な「リモート(遠隔)応援システム」を開発しました。
あらかじめ、スマホなどにインストールした「リモート応援アプリ」を使い、自宅でテレビ観戦しながら、ネットを介して競技場に声援が届くシステムだそうです。ファンが歓声や拍手のボタンを押すと、競技場ではそれに応じてスピーカーから音(声援)が流れる仕組みです。
画像 スポーツ報知より
すでに、Jリーグ ジュビロ磐田と清水エスパルスの試合(2020・5・13)で実証実験が行われ、袋井市の5万人収容エコパスタジアムでも十分な臨場感が味わえたそうです。
(詳しくは⇩動画)
https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=oPAN_npPt4w&feature=emb_logo
このシステムは、大規模スポーツイベントはもちろん、コンサート、ライブ、講演会などに威力を発揮しそうです。
プロ野球も複数の球団から問い合わせがあるとの事、また英紙など海外からも注目されています。
コロナによって、エンターテインメントの世界にも新しい波が押し寄せています。
withコロナ時代の「リモート応援システム」、その場にいるかのような臨場感に浸り、「感動」が共有できる素晴らしい技術だと思いました。
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