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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2020年5月27日 (水)

日本は法治国家なのか

日本は法治国家なのか

 
緊急事態は解除されても、真面目で慎重な日本人はまだ巣ごもり状態を続けている。

そんな中、マスクも10万円も届かない人は多い。助成金、給付金も手続きに時間が掛かり遅れている。


国民のフラストレーションは政治に向けられる。テレビのワイドショーも「国民目線」で視聴率を上げている。SNSは政治批判で炎上している。当ブログもついつい愚痴っぽくなる。


■ 見え見えの嘘

世論調査(2020・5・24朝日、毎日)で、ついに安倍政権の支持率が20%台に落ち込んだ。発足以来最低である。落ち込んだ最大の理由は、言うまでもなく「黒川問題」である。

緊急事態宣言下の5月1日と13日に、東京高検検事長が賭けマージャンに興じていたという衝撃のニュースが国民に知らされたのである。

当然、懲戒処分になるところが、あまりにも軽い「訓告」になったことで、国民は怒っている。しかも、その処分は、法務省(検事総長)が決定したとして、安倍首相は責任回避している。森法相の答弁も、誰かに言われるままに「二転三転」している。(こんな情けない法相は前代未聞である。)

見え見えの嘘を並べ立てて、こんなに国民を馬鹿にした内閣が戦後あっただろうか。国民をなめるのもいい加減にしてほしい!

 

■ 安部続投しかない 

 フジテレビ上席解説員のH氏は冷静に政局を分析している。

これほどまで腐敗した政権なのに、氏によると、
「支持率は下がってるけど、野党が弱いので政権交代はない」と断言。『ポスト安倍』として岸田文雄政調会長、石破茂元幹事長、小泉進次郎環境大臣の名前を挙げ、『岸田さんは禅譲狙い、石破さんは党内に友達が少ない、進次郎さんはまだ若い、ということで誰も安倍下ろしはできない。そうすると代わりがいないので安倍さんしかいない』 と解説した。

残念ながら、これが本当である。それほどに今の日本には人材がいない。

■ マスコミ(朝日、産経)も同罪 

違法賭けマージャンの、もう一方の当事者である朝日新聞社員と産経新聞記者が、まったく表に出てこない。本来なら、両新聞社の社長が謝罪会見を開き、当該社員の厳重な処罰を発表すべきであるが、その動きは遅い。

実は、黒川元検事長の処分のカギを握るのは、両新聞社にあると思う。法にのっとった厳格な処分を行えば、黒川氏の処分が甘いという国民の声が大きくなるだろう。しかし、朝日も産経も、未だに社員の実名すら報道していない。こんな姿勢では、とても黒川問題を追及できない。

朝日新聞の謝罪文、「小欄としても同じ社内で仕事をする一員として、こうべを垂れ、戒めとしたい。」には驚いた。何を気取っているのか!
「小欄」??、さすが教養の高い朝日新聞だけはあるが、「こうべを垂れる」とは、頭を下げて相手に敬意を表したり、へりくだったりする様子を表す言葉で、反省するとか謝るという意味とニュアンスが違う。要するに悪いとは思っていないということだ。

36人が犠牲になった京アニ事件で新聞各社は、「報道機関は実名で報じることが原則」として、亡くなった被害者全員の実名を一方的に公表したが、まさか今回はその大原則を変えて、自社の都合の悪いことを隠す魂胆ではないだろうか。あり得ないと思うが、早急な説明責任を果たしてもらいたい。

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この問題に関して、複数の
市民団体や弁護士有志が、黒川氏ら4人に対する賭博や常習賭博、贈収賄容疑での告発状を東京地検に提出した。

野党の追及、自民の自浄能力、法務省の動き、公明の動き、国民の声、朝日・産経の対応、そして市民団体の告発の動き。

どのような展開になるか目が離せない。
今、日本は本当に「法治国家」なのかを問われる重大な局面にある。

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