十四の心
「聞く」と「聴く」は、意味が違います。
・「聞く」は、物音を聞く、話し声が聞こえる のように、音や声など自然に耳に入ってくることです。
・「聴く」は、音楽を聴く、講義を聴く、国民の声を聴く のように、積極的に耳を傾けることを表します。
(※違いがわかる辞典より)
当ブログでは、クラシック音楽を鑑賞した場合は必ず「聴く」という字を使います。
「聴く」という字には、「徳をもって耳を傾ける」という意味合いがあるそうです。そう言えば、「聴」と「徳」はよく似ています。つくり(漢字の右)が全く一緒です。
つくりの部分を分解すると、「十四の心」になります。
では、「十四の心」とはどんな心なのでしょう。その前に「徳」という字を書いてみました。
確かに右側は「十四の心」ですね。
■ 十四の心
1、親切な心
2、感謝の心
3、愛する心
4、喜ぶ心
5、尊ぶ心
6、反省の心
7、与える心
8、公平の心
9、思いやりの心
10、素直な心
11、認める心
12、謙虚な心
13、赦す心
14、祈る心
「徳」のある人とは、こんな心を持った人でしょうか。「徳をもって耳を傾ける」ことが「聴く」ことだとすれば、音楽を聴くことは深い意味があります。
音楽家の心に共鳴し、作曲家の心情に寄り添い、感動をもって聴く。そんなコンサートに今年もたくさん出会えますよう‥‥
一日も早くコロナウイルスが終息しますよう祈るばかりです。
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