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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2019年10月 9日 (水)

映画「蜜蜂と遠雷」を観る

10月4日封切りの映画「蜜蜂と遠雷」を観てきました。
当ブログでも取り上げてきた音楽映画ですが、国際ピアノコンクールを舞台にした4人の若きピアニストの人間模様を描いた作品で、直木賞と本屋大賞のW受賞を果たした恩田陸氏の小説が映画化されたものです。

4人の俳優のピアノ演奏を、日本を代表するピアニストの河村尚子氏、福間洸太朗氏、金子三勇士氏、藤田真央氏が担当し、課題曲「春と修羅」を国際的に評価の高い作曲家・藤倉大氏が手掛けたことで話題を呼びました。

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画像 ONTOMOサイトより

松岡茉優、松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士のそれぞれのピアノ演奏シーンは驚くほどリアルで、見ごたえ(聴きごたえ)十分です。
特に、栄伝亜夜(松岡茉優)の弾くプロコフィエフ「ピアノ協奏曲第3番」は圧巻でした。コンクールのシーンはドキュメンタリーのような緊張感があり、映像化は不可能とまで言われたこの作品を、よくここまで音楽的に表現できたのか不思議なくらいです。

わきを固める俳優陣も素晴らしく、審査委員長役の斉藤由貴、指揮者役の鹿賀丈史、クロークのおばさん役の片桐はいり、 ステージマネージャー役の平田満など役柄にピッタリでした。

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©2019映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会

ピアノ曲に関係のない「バッハ 無伴奏チェロ組曲」や「ブラームス 交響曲第1番」、「モーツァルト レクイエム」も挿入されていて、音楽映画としても大変面白い作品です。

また、窓越しに映る月を見ながら、栄伝亜夜(松岡茉優)と風間塵(鈴鹿央士)が、ドビュッシーの「月の光」を弾くシーンは、とてもロマンティックでした。しかも、いつしか曲はベートーヴェンの「月光ソナタ」に・・・、音楽が静かに流れていきます。

肝心のコンクールの結果は、ぜひ映画館に足を運んで下さい。


─「世界はこんなにも音楽で溢れている」栄伝亜夜のセリフが印象的でした─

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