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書の作品

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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

左上の ▶ 再生ボタンを押して下さい。バッハ、イタリア協奏曲が流れます。もう一度押せば止まります。

壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2019年8月29日 (木)

ピアニストの話題三つ

ピアニストの最近の話題を三つ取り上げました。

■ 清塚信也の快挙

2019年8月16日、テレビなどで人気のピアニスト清塚信也さんが、東京の武道館でコンサートを行い、ファンら約7000名の観客によって会場は埋め尽くされました。(各社ニュース)

クラシック系ピアニストの武道館ライブは史上初で、観客動員が心配されましたが、12台のピアノをフル動員した圧巻のステージで、3時間40分に及ぶ大イベントが成功したようです。私も行きたかったのですが・・・。

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(C)Ryota Mori

実は、10年以上も前ですが、清塚さんとはヤマハのコンサートで2回お会いして二人で食事をする機会がありました。気さくに音楽談義をしましたが、やはり良い意味でナルシストで、テクニックも容姿もトークも並外れていて、ピアノの弾けるタレントとしての素質を感じました。


■ 銭湯のピアニスト

2019年8月19日、ピアニストの米津真浩さんによる「銭湯のピアニスト」というコンサートが、なんと銭湯で行われました。

「戦場のピアニスト」ではなく、「銭湯のピアニスト」というコンサート名が面白いところですが、主催者がクラシック音楽の敷居を下げようとアイデアを出し、銭湯でのピアノコンサートが実現したといいます。

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ピアノは湿気に弱い楽器です。この写真を見る限り、ピアノはタイルの洗い場に置かれているようですが、さすがにお湯は抜いてあるので、湿気はあまりないかも知れません。

風呂場は良く響きますから音楽ホールと似ていますが、当日はどんな音色が響いたのでしょうか。史上初の「銭湯のピアニスト」、面白い企画だと思いました。

 

■ A I のピアニスト

最新のニュースによると、ヤマハ株式会社は、伝説的ピアニスト故グレン・グールド氏の音楽表現をピアノで演奏することができる画期的な「A Iシステム」を開発し、2019年9月7日にオーストリアのリンツ市で公開する予定です。

グレン・グールドといえば、37年も前に亡くなった個性派ピアニストです。■ 当ブログ グレン・グールド変人ぶりランキング10
その演奏がAIによって現代によみがえる訳です。その仕組みは、世界初となる「深層学習技術」を採用したAIシステムだそうですが、素人には難しくて良く分かりません。

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以前、ヤマハは「人工知能演奏システム」を用いて、20世紀のピアノの巨匠、故スヴャトスラフ・リヒテル氏の往年の演奏を自動演奏ピアノで忠実に再現したり、他の演奏団体に合わせて、息のあったアンサンブルとして披露することに成功しました。(主催 東京藝術大学)
■ 当ブログ参考記事 今は亡き巨匠が人工知能で共演

A I は自動運転ばかりではありません。芸術分野まで浸透してきました。
すでに、過去の膨大な演奏データや楽譜を分析して、A I がモーツァルト風な曲を作ったり、故人の演奏を奏でることは技術的に可能になっています。

近い将来、A I による作曲、A I による演奏の「A I コンクール」が、A I 審査員によって行われるようになるかも知れません。そのほうが良い作品が出来、良い演奏になり、より公平な審査が行われることでしょう(笑)。

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