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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2019年7月22日 (月)

5460万人が棄権した選挙

参議院選挙が終わりました。投票率は48,8%で、戦後2番目の低さでした。

実に有権者の半数が棄権したことになります。その数はおよそ5,460万人!(※)
※有権者数1億658万7857人×(100−48,8%)=5千457万2979人
5千万人以上が棄権した選挙に有効性はあるのでしょうか?もはや民主主義(※)の原則が揺らいでいます。

民主主義とは、市民が直接、もしくは自由選挙で選ばれた代表を通じて、権限を行使し、市民としての義務を遂行する統治形態である。(国務省出版物サイト より)

投票行動を呼びかける広報に問題はなかったようです。例えば、ファミレスのテーブルにも参院選のステッカーが貼られていました。
また、投票所の利便性(全国4万7千か所)や、期日前投票も定着しました(全国5千7百か所)。もちろん、選挙権は18歳からです。

それでも投票率は50%を切りました。政治不信が原因でしょうか、それとも関心がないのでしょうか。なぜ関心がないのでしょう、生活に満足している人が多いのでしょうか。政治家に期待していないのでしょうか。不名誉な事ですが、48,8%はG20各国の中でも最低です。

「誰に投票していいか分からない」とか「面倒くさい」と言って、投票に行かなかった人は何人いたのでしょう。その人たちは今後日本がどんな国になっても文句は言えません。

一方で選挙費用は571億円掛かりました。何と一人選ぶのに4億6千万円です。でも、こんな結果では、選挙費用の半分はドブに捨てたも同然です。私が総務大臣なら、投票した人に抽選で1億円当たるくじを配ります。例えば50人当たっても50憶円で済みます。投票率は格段に上がるでしょう。そうでもしないと日本の投票率は上がりません(笑)。

下のグラフでは、1995年が44,52%で最低ですが、この時は大きな争点がありませんでした(投票率が低調なのは当然です)。
今回は増税と憲法改正という大きな争点がありましたが、国民の関心は高まりませんでした。与党は、「増税」が争点であっても勝つ自信があったようです。野党も見くびられたものです。

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出典 時事通信7・22配信 投票率の推移より

見くびられた野党は戦後最弱の野党です。離合集散を繰り返し党名をころころ変え、野党という小さなコップの中で自己主張に明け暮れ、国民を忘れた集団に成り下がりました。
「小異を捨てて大同に就く」、今の野党に一番欠けているところです。そして野党の人材不足と迫力不足が致命傷となって与党が大勝しました。勝ったと言っても「野党のオウンゴール」で勝っただけです。

そのような参院選でしたが、命がけで選挙戦に臨んでいた人は、きっと「れいわ新鮮組」の山本太郎さんだけではないでしょうか。そしてもう一人、「NHKを国民から守る党」の立花孝志さんくらいでしょう。この二つの政党は結果を出しています。既成野党に比べればはるかに説得力と行動力がありました。さらにネットを上手く活用しました。

今回の参院選の低投票率の原因は、野党にあるといっても過言ではありません。対立軸を作れず、選挙戦を盛り上げることが出来ませんでした。野党は一人区で統一候補を立てた、と胸を張りますが、結果は出ていません。こんな「ていたらく」では次の衆院選も結果は見えています。自公の天下は続きます。隠ぺいや改ざん、忖度の政治はなくならないでしょう。それでも野党よりずっとましです。

 

 

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