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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2019年7月16日 (火)

人生のハーモニー

先週から4本のコンサートを聴く機会に恵まれました。歌あり、ピアノあり、オーケストラあり、それぞれ楽しめる素敵なコンサートばかりでしたが、その中から昨日の「コール・ファーテル演奏会」をピックアップして感想を述べたいと思います。

男声合唱団 コール・ファーテル第12回演奏会 指揮/吉田雅博 ピアノ/安田万里子(2019・7・15 サラマンカホール) 
会場は満員御礼の盛況ぶりでした。毎回立ち見が出るほどですが、よほど団員の人脈があるのか固定ファンがいるのか知りませんが、私もやっとバルコニー席に座って聴くことが出来ました。

この合唱団、結成から28年、平均年齢は還暦を超えているとのことですが、白いブレザー姿でステージ上に凛々しく並んだ姿は若々しくみえます。

Img_20190715_154439

プログラムは3部構成、懐かしい童謡や歌曲を中心に彩り豊かに歌われた「愛唱歌集」の第1ステージ。

続いて第2ステージは、多田武彦/北原白秋の男声合唱組曲「白き花鳥図」全6曲、多彩な表現力を要求される難度の高い曲ですが、白秋の幽玄とも言える詩編に、多田武彦が深い情趣を紡いで作られた余情あふれる佳作です。
その意味で、ファーテルの柔らかな響きと細やかな表情が際立って美しく、音楽の内面に迫る指揮者との一体感が素晴らしい好演でした。終曲の「白鷺」を聴き終わっても(余韻に浸っていたら)つい拍手を忘れるほどでした。

最後は、ニューミュージックから6曲、さだまさしやユーミン、中島みゆきなど、どの曲も私たち(60歳~70歳代)に取っては青春時代の思い出の曲ばかりです。それぞれに趣の違う3つのステージで男声合唱の醍醐味を味わうことが出来ました。

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アンコールは中島みゆきの「糸」、そしてこの合唱団定番の「遥かな友に」が会場の照明が次第に落とされる中、静かに歌われました。
サラマンカホールの響きと相まって豊かな人生のハーモニーを堪能した一日でした。

 

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