巨匠の眼 川端康成と東山魁夷(本の紹介No.39)
平成17年、川端邸と東山邸で100通を超える二人の往復書簡が発見されました。
本書はその書簡を通じ、二人の美の巨匠の交流を明らかにすると共に、川端の国宝を含む美術コレクションと東山の絵画作品をカラーで紹介し、多くの貴重な資料と写真を掲載したうえで、一流の執筆陣による詳細な解説を加えた450頁(本文)を超える豪華本であります。
この本に収められた美術作品は初公開を含め308点にも及びます。また、川端康成に関する考察に多くのページを割き、川端文学の神髄に迫っています。
「巨匠の眼 川端康成と東山魁夷」求龍堂 H26・4・20初版 2700円(税別)
美を追求した両巨匠の偉業を余すところなく紹介し、その足跡を記録した貴重な書籍と言えるでしょう。
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