水をたくさん飲めば、ボケは寄りつかない(本の紹介No.38)
認知症は、かつて痴呆症と呼ばれていましたが、平成16年に厚生労働省の用語検討会によって名称が変更されました。その名の通り、認知する能力が低下した症状を「認知症」といいます。
ですから、「物忘れ」とは違います。あくまで認知機能の障害であって、記憶障害(物忘れ)とは明らかに違います。
しかし世の中は、物忘れ=認知症という誤った風潮が見受けられます。
私は、試しに認知症検査(長谷川式認知症スケール)を受けてみました。
質問項目は、「自身の年齢」、「本日の年月日と曜日」、「ここはどこかという場所」、「3単語の直後再生」、「数字の逆唱」、「3単語の遅延再生」、「5品の視覚的記銘」、「野菜語想起」 などでした。
どちらかと言うと、記憶力テストのように感じましたが、点数の低い人は大変落ち込んでいました。いづれ自分も認知症の仲間入りかと落ち込んでしまいます。
実際、認知症患者は増え続け、6年後には700万人(65歳以上)に達すると言われています。※日本だけの数字
認知症には特効薬はありません。「脳トレ」もあまり効果がないと言われています。唯一、ビールの苦み成分に認知機能を改善させる成分が含まれていることが最近の研究で分かっていますが・・・
そんなことを考えているとき、この本のことを友人のブログで知りました。
本書では、一日1500㏄の水を飲めば、認知症の予防と治療になると書かれています。
著者の竹内孝仁医師によれば、4か月ほどでほとんどの患者が治り、全国各地からの報告で、患者の8割には著しい改善が見られるとのことでした。
水分を多くとることは最強のボケ封じ!是非ご一読下さい。図書館にもあると思います。
講談社(2013年初版 2018・9・26 第8刷 904円)竹内孝仁著
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