みなも息災か
2018年、今年の漢字は「災」に決まりました。
清水寺の森清範(せいはん)貫主(かんす)の揮毫(時事通信社)
日本漢字能力検定協会が例年この時期に発表していますが、今年の世相を一字で表す漢字が、「災」とは何とも縁起の悪い一字です。
確かに、今年の猛暑は「災害級の暑さ」(新語・流行語大賞入賞)と呼ばれました。
そして、西日本豪雨や北海道の地震の被害は甚大でした。さらに台風21号などが猛威を振るった年でもありました。自然災害の当たり年だったわけです。
その意味で、今年の漢字が「災」になったのは当然かも知れません。
■ 「災い転じて福となす」、そして「誰もが健康な一年に」
「災」の2018年はもうすぐ終わります。
来年は年号も変わります。今年の「災」を引きずらないで、「福」のある一年にしたいものです。
そして、「災」が付く唯一の意味の良い熟語は「息災」です。無病息災の「息災」で、健康の意味です。「息災」の一年にしたいものです。
宮崎アニメ「風の谷のナウシカ」のユパのセリフに、「みなも息災か」という場面があります。
「みなも息災か」 ~国民が健康で暮らせる一年になりますよう~
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