笑いで福を呼び込む神事
東大阪市の枚岡神社で毎年行われている「お笑い神事」のニュースを見ました。
宮司が、「大きな声で笑うと元気になります。」と呼びかけると、約4千人の参加者が「わっはっは」と大きな声で20分間、笑い続けたとのこと。
こんな珍しい神事もあったのかと興味深くニュースを見ました。
画像 NHK NEWS WEB(2018年12月23日)より
実は私も、ある研修で20分間笑い続けた経験がありますが、気分爽快でした。軽い頭痛などはスッキリ治ってしまいます。
近年、笑いの効用が科学的に実証されるようになりましたが、動物で「笑う」のは人間だけです。笑いで健康で幸福な人生を呼び込みましょう。
■ 笑いの効能は、昇幹夫医師の笑いは最高のがん予防薬(リンク切れはご容赦下さい)で詳しく分かります。
さて、この神事でもうひとつ不思議なことは、この神主さんたちと一緒に、お寺のお坊さんがいることです。(写真右端の神主さんの隣り)
そのお坊さんとは、奈良薬師寺の前管主の山田法胤老師(岐阜県出身)です。とても高名な僧侶で宗教界の重鎮です。
私は、神様に仕える「宮司」と、仏さまに仕える「僧侶」が一堂に会して「お笑い神事」をされることに大きな意義を感じます。
これは「神仏習合」の一例と言えそうです。
神々が陽気に踊ったり笑ったりして、岩戸にお隠れになった「天照大御神」を誘い出し、世の中が明るくなったという神話と──
仏さまの笑みを浮かべたような柔和なお顔には、「笑い」という共通点があるのでしょうか。
もしそうであれば、神仏の世界に元々あった「笑い」を、人間界にもっと伝播させることが、この「お笑い神事」の本当の意味かも知れません。
来る2019年を、笑い溢れる一年にしたいと思いました。
■ 当ブログ参考記事 笑って生きる
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