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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2018年11月25日 (日)

胸に迫る「冬の旅」

バイエルン放送響の首席ヴィオラ奏者 ヘルマン・メニングハウス(ピアノ諸田由里子)のコンサートを聴く機会に恵まれました。 (2018・11・24 NBKコンサートホール)

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秋の夜に相応しい深い味わい。

大柄、長身のメニングハウスが奏でる繊細で研ぎ澄まされた音色と、豊かな響き。

シューベルトの歌曲「冬の旅」から8曲。普通はバリトンで歌われる曲ですが、今回はヴィオラで演奏されました。ピアノソロやギターで聴いたことはありますが、弦楽器で聴くのは初めてでした。

メニングハウスは、歌詞に込められた若者の心情を、ヴィオラの旋律に織り込んで詩情豊かに歌います。好きな曲だけに光景が浮かんできて胸が詰まりそうになりました。

そして、ピアノの諸田さんの音色がピュアで美しく音楽的だけでなく、ヴィオラの息遣いを感じながら弾いている(同期させて)点が素晴らしいと思いました。


後半は、シューベルトの「アルペジョーネ・ソナタ」。チェロやヴィオラで演奏されるシューベルトの名曲で、出だしの流れる様な音楽に魅せられた音楽ファンは多いのではないでしょうか。

メニングハウスは感情に流されることなく、音楽の本質に迫ろうとします。一貫して高い精神性を湛えた演奏はシューベルトを敬愛するメニングハウスの誠実さを感じさせるものでした。

アンコールは2曲。フランスの有名なチェリスト ポール・トルトゥリエの逸話も聞けましたが、特にシューベルトの「万霊節」が絶品でした。


今回も主催関係者の皆さんに深謝し、寒中対策のお心遣いに御礼申し上げます。

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