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2018年10月 5日 (金)

台風7つの疑問

平成30年(2018年)は、台風の当たり年でした。

そこで、つい最近日本を襲った台風24号を例に、数々の疑問について私的に考えてみることにしました。

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画像出典 http://jin115.com/archives/52233801.html


■ 台風7つの疑問

の1.台風の名前

2000年(平成12年)から台風に名前が付けられるようになりました(アジア名の導入)。ちなみに、台風24号は「チャーミー」だそうです。凶暴な台風に似合わない可愛らしい名前に違和感を覚えました。

被害を及ぼす台風に、名前を付ける意味があるのでしょうか? もし、自分の名前が「チャーミー」だったら気分悪いと思いませんか・・・

何故、台風に(何の関係もない)名前を付けるのか疑問です。


その2.進路変更

西へ進んでいた多くの台風が、九州や沖縄周辺で進路を北東に変えて日本列島を縦断するのは、言うまでもなく偏西風のせいです(主な理由)。

まるで中国大陸に強力な神様がいて、台風を押し返しているようです。中国や韓国は守られていて、日本はいつも台風の通り道です。

本当は偏西風が犯人だと分かっていても、「台風よ、どうして向きを変えるんだ!」 と怒りたくなる今日この頃です。そして、どうして日本は台風に好かれるのか疑問に思う今日この頃でもあります。

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台風24号の経路 気象庁サイトより クリックで拡大


その3.台風情報

最大瞬間風速60メートル、総雨量500ミリ、時間雨量100ミリ超、伊勢湾台風並みの高潮、「大型で非常に強い台風」がやって来ます!

土砂災害、河川の氾濫、(日本中安全な所はありませんから) 直ちに「命を守る行動を取って下さい!」

日本列島をすっぽり覆う台風の予想進路図(下図)を見ると不安でいっぱいになります。

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2018/09/29 07:24 ウェザーニュース画像より

常に最悪の予測を発表して危機感を煽ることが悪いとは言いませんが、あまりに悲観的な予報は国民の不安を募らせるばかりです。

総理は、「空振りを恐れずに避難勧告などを出すように」 などと発言していますが、自分たち(行政)が非難されないよう予防線を張っているようにしか思えません。

正確な情報を出すことより、悲観的な情報を流す今日の台風情報の在り方に疑問を呈するものです。


その4.TV視聴率

台風が日本に接近するとテレビの視聴率は上がるそうです。まして、大型で強い台風が上陸するとなると、各TV局の報道番組は視聴率が数%は上がるとのこと。

まさか視聴率を上げるために過剰な報道をしているとは思えませんが、もう少し冷静で正確な分析があっても良いと思います。

現地を取材したあるアナウンサーが、大声で「倒木が倒れています!」と言っていました。すでに冷静さを失いヒートアップしていました。台風と視聴率の因果関係を意識するテレビ局に疑問を持ってしまいます。


その5.ライブ中継


かつて台風の様子は、海岸などの危険な戸外からライブ中継されていましたが、最近は屋内の安全な場所から中継されたり、無人カメラなどが使われています。

「海や川に近づかないで下さい!」「不要不急の外出は避けて下さい!」などと言いながら、アナウンサーやスタッフは危険な箇所でライブ中継するのはどうしたものかと疑問に思っていましたが、これで安心しました。

しかし、安全と思われる場所で、完全防備ヘルメット姿で、必死にレポートする(振りをする)アナウンサーにはやや疑問を感じます。もっと普通にありのままを伝えたらいかがでしょう。


その6.避難誘導

今回、伊勢湾台風並みの高潮と聞いて、あわてて避難した人は相当数あったと思います

何かあってからでは遅いので、行政が早めに避難勧告などの警告を出すのは当然ですが・・・

災害の多い多い日本では、地震や台風のたびに避難指示や勧告が発令されますが、あまりに多いのに驚かされます。

これでは、山沿いや海沿い、河川流域の人は年に何度か避難しなければなりません。一体いつまで逃げ回っているのでしょう。

避難するしか手が無い日本の現状に疑問を持たざるを得ません。治水、砂防対策はどうなっているのでしょうか。安心して住める日本を作ることが最優先の課題です。


その7.地球温暖化

1997年、地球温暖化を防止するため京都議定書が採択されました。2015年にはパリ協定も採択されました。

猛暑も台風の大型化も、地球温暖化が要因と言われています。

しかし、毎年100兆円以上の莫大なコストをかけて気温を0.05℃下げることが本当に正しい選択なのかは甚だ疑問です。

温暖化ビジネスに踊らされないよう、日本の進路を決めるべきだと思います。


■ 最後に

日本のするべきことは、遅れている治水対策、砂防対策を最優先して土砂災害や洪水などを防ぐと同時に、山沿いを造成する宅地開発は止めることです

高いマイホームに住みながら、台風や豪雨の度に学校や公民館に避難しなければならない日本の現状は異常です。リニアも五輪も良いですが、生活の根底にある「安心感」が得られる日本であって欲しいと思いました。



 

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