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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2018年10月14日 (日)

千人の交響曲を聴く

滅多に演奏されることのない「マーラー千人の交響曲」を聴く機会に恵まれました。

(名フィル第461回定期演奏会 2018・10・12 日本特殊陶業市民会館 満席)

10代の頃、レコードで初めて聴いた時は、「音の洪水」としか感じませんでしたが、その後何度も聴くうちに、壮大な宇宙観に興奮し、マーラー独特の天上の調べに酔いしれました。

今回の演奏も、オーケストラの咆哮、大合唱の圧倒的な迫力、存在感を見せつけた独唱陣、的確な棒さばきなど、音楽史上に残る力演であったと思いました。

特に長大な歌詞(一部はラテン語、二部はドイツ語)を歌い切り、清澄かつエネルギッシュな演奏を聴かせた合唱団は見事でした。

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さて少し余談ですが、この曲は約百年前のミュンヘン万博で、マーラー自身の指揮で初演された際は、本当に1000人で演奏されたそうです。

我が国でも1985年にコシュラー/東京都響で1000人規模の演奏会が行われています。東京文化会館の特設ステージは演奏者で溢れ、ラッシュアワー並みの混雑ぶりだったとのこと。 

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都響創立20周年記念演奏会(1985年10月1・2日/東京文化会館)©木之下晃

今回の演奏は、オーケストラ(名フィル+中部フィル)133名、合唱(7団体)355名、ソリスト・指揮者合わせて約500名でしたが、実際にはこの規模が限界だと思います。

貴重な演奏を聴くことが出来て感激でした。児童合唱を含む500名の演奏者と多くのスタッフ関係者に感謝したいと思います。

※ 後日調べてみると、1981年に朝比奈隆/大阪フィルでも1000人規模の演奏会が行われていました。(CD化もされているようです)また2012年には名古屋マーラー音楽祭(井上道義指揮)で1000人規模の演奏会が挙行されています。まだあると思いますが調査中です。

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