小説家になった友人 第2弾
今年の1月(2018年)、突如として歴史小説を書き、作家デビューした友人が第2弾の小説を発表しました。
前作は、日本人のルーツに触れる壮大な歴史ロマンでしたが、今回は現代の銀行を舞台に繰り広げられる人間模様が描かれています。
「時代と共に 銀行の中」 吉田昭雄著 (文芸社 2018・10・15発行 1100+税)
昭和~平成、バブルとその崩壊、まさに激動の時代を生きた主人公 八神真一朗が、様々な困難と向き合いながら銀行マンとして実直に生きる姿。その折々の思い・・・
ある意味大らかで活力のあった時代は終わり、コンプライアンスに汲々とする現在の企業の在り方に疑問を感じながらこの小説は展開します。
そして、揺れに揺れた住専問題を始め、日本経済の負の軌跡を分かりやすく解説した小説でもあります。
おそらく、作家の自叙伝的要素の強い小説ですが、同時代に生きた人には共感する部分も多く、若い社会人には人生の一つの指標となることでしょう。
作者が到達した幸福な人生の境地とは・・・
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