「マチネの終わりに」映画化
芥川賞作家 平野啓一郎さんの小説「マチネの終わりに」(毎日新聞出版)が映画化されることになり、2019年秋に公開が決まったニュースはご存知の方も多いと思います。
「マチネの終わりに」は、福山雅治、石田ゆり子の主演で映画化が決まって以来、すでに20万部の大ヒット作品となっています。
天才クラシック・ギタリスト蒔野聡史(まきのさとし)の役に福山雅治、フランスの通信社に所属するジャーナリスト・小峰洋子を演じるのは、石田ゆり子。初共演です。
「マチネの終わりに」 映画化決定
マチネとは、クラシックコンサートや演劇などの舞台公演で、昼間に行われる公演を指します。小説のタイトルにはとても良い響きです。
読んでみると、この小説にはギターを中心に多くのクラシック曲が登場します。マイナーな曲もあって音楽ファンには興味が尽きません。 また、小説にタイアップしてCDも発売されています。
「マチネの終わりに」 CDジャケット
小説内では、クラシックの名曲からポップスまでさまざまな楽曲が登場します。
◆アランフェス協奏曲(ロドリーゴ)◆セイス・ポル・デレーチョ(ラウロ)◆間奏曲第2番イ長調Op.118-2(ブラームス)◆無伴奏チェロ組曲第3番 BWV1009◆リュート組曲(バッハ)◆幻想曲作品54bis(ソル)◆ギター協奏曲第1番ニ長調 Op.99(C=テデスコ)◆カヴァティーナ組曲(タンスマン)◆スクリャービンの主題による変奏曲(タンスマン)◆プレリュードとフーガ(コシュキン)◆ソナタ・ジョコーサ(ロドリーゴ)◆ギターのためのソナチネ Op.51(バークリー)◆大聖堂(バリオス)◆「ブラジル民謡組曲」よりガボット・ショーロ(ヴィラ=ロボス)◆ヴォカリーズ(ラフマニノフ)
※以上は主なクラシック曲
来年の今頃には映画館が人で溢れると思います。とても楽しみな映画です。
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