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  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2018年9月23日 (日)

絶品のピアノトリオを聴く

開場を待つ人の列にトンボが近づいてきました・・・


林の中に建つコンサートホールは、もう秋の気配に包まれているようです。

土曜日の夕刻から始まるいつものコンサートに出掛けました。

Img_20180922_0001_new
NBKコンサートホール 2018・9・22 矢部達哉(Vn)、山本裕康(Vc)、諸田由里子(Pf)


前半のブラームス「弦楽六重奏第1番」は、何度も聴いている曲ですが、今夜はピアノトリオ版(キルヒナー編曲)です。大変興味深く聴かせていただきました。

冒頭からその新鮮な響きに聴き入ってしまいましたが、旋律美が有名で、映画(ルイ・マル監督「恋人たち」)にまで使われた第2楽章が素晴らしく・・・

ブラームスらしい重厚な雰囲気の中に、ピアノが美しく語りかけ、チェロの旋律が情感たっぷりに表現され、洗練されたヴァイオリンが歌う ─  まさに絶品でした。

ある意味、弦楽六重奏で聴くより音楽の流れが自然に聴こえました。


後半のベートーヴェンピアノ三重奏曲第7番「大公」は、ピアノトリオの最高傑作と評されていますが、堂々たる響きと気迫、豊かな音楽性に貫かれた演奏は素晴らしく、至福の時間が流れました。アンコールはバッハのカンカータBWV106(編曲版)、「弾く喜び」と「聴く喜び」が、演奏家と観客の両者の心を満たしたコンサートでした。



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