映画「天命の城」を観る
イ・ビョンホン主演の韓国映画 「天命の城」(原題The Fortress )を鑑賞しました。
1636年、清が朝鮮に侵入した「丙子の役」 の史実を映画化したもので、孤立無援の天命の城の中、朝鮮の命運がかかった47日間の物語です。
坂本龍一が初めて韓国映画の音楽を手掛け、韓国伝統音楽と西洋音楽的技法を融合させた壮大な曲に仕上げました。
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天命の城 公式サイト(予告編)
「徹底抗戦」 か 「降伏」 かで臣下の意見が分かれ、間で苦悩する仁祖(インジョ)王の姿は、太平洋戦争末期の昭和天皇に重なって見えました。
大義のために死を覚悟で戦うか、恥辱に耐えて民を守るのか、大きな歴史の転換点では、しばしば起きることですが、決断を誤れば国の存続はありません。
国民を犠牲にした過去のあやまちを繰り返してはなりません。
この映画を観た 6月23日は、沖縄戦が終結した「沖縄慰霊の日」でしたが、式典で披露された 相良倫子(さがらりんこ)さん(14)の平和の詩 「生きる」 が素晴らしいものでした。
https://www.youtube.com/watch?v=cNVS7ctD1Gs
相良さんの平和を希求する心の叫びを聞いて、最近の世の大人たちの口先だけの会見が恥ずかしく思えました。
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