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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2018年6月11日 (月)

世界一孤独な日本のオジサン (本の紹介No.032)

先日、棚にたまった文庫本をブックオフに売りに行ったら、100冊売って1.750円でした。少し置けるスペースが出来たので、また本を買ってきました。

その本のタイトルは、「世界一孤独な日本のオジサン」

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岡本純子著 角川新書(2018・210発行)


著者は冒頭で、マザー・テレサの言葉を引用しています。

「孤独と、人に必要とされていないという感覚は、究極の貧困である」 マザー・テレサ

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さらに本書では、

「肥満より、大気汚染より、環境ホルモンより、食品添加物より、お酒より、あなたの健康を蝕(むしば)み、寿命を縮めるものがある。それは “ 孤独 ” だ。」

と、断言しています。孤独な中高年のオジサンが激増しているのです。



その多くは、嫌われるオジサンの 8大忌避症状 に当てはまります。

1.不愛想で挨拶も出来ない 「むっつりオヤジ」

2.傲慢で 「孤独街道」 まっしぐらの 「威張るオヤジ」

3.老害そのもの 「ダメ出しオヤジ」

4.自分の話しがしたくてたまらない 「説教(うんちく)」 オヤジ

5.過去の栄光が忘れられない 「昔話オヤジ」

6.聞きたくもない話しをどや顔で話す 「自慢話オヤジ」

7.最悪の 「キレるオヤジ」 (ホントはさみしい)

8.人の悪い面ばかりが気になる 「文句(愚痴)オヤジ」



■ 教育と教養のないオヤジ
 

教育=今日行く(所のない)オヤジと、教養のない=今日、用(事)のないオヤジが増えています。

高度成長と高齢化社会の産物かもしれませんが、孤独は、「死に至る病」 になりつつあるのです。


■ イギリスの決断

孤独は、最も深刻な 「現代の伝染病」 として、国を挙げて対策に乗り出したイギリスでは、今年(2018)1月、孤独に悩む国民を救うべく、新たに 「孤独担当大臣」 のポストを新設したと発表し、世界を驚かせました。

イギリスの効果はまだ検証出来ていませんが、世界一のスピードで高齢化が進む日本では、その対策が遅れています。



今、孤独を感じている 中高年の男性(オジサン)は、

肥満より、大気汚染より、環境ホルモンより、食品添加物より、タバコより、過度のお酒よりも、健康を害するリスクのある 「孤独」 から身を守ることを考えて下さい。


■ 当ブログ参考記事

ハーバード大学の研究チームが75年間724人の男性を追跡し、徹底的に仕事や家庭生活・健康状態などを調べた結果、私たちの健康や幸福は、「良い人間関係がもたらす」 という結論に達しました。 年頭に思う/人生は夕方から楽しくなる

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