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  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2018年1月 2日 (火)

2018年がメモリアルイヤーの作曲家

言うまでもなく、 「メモリアルイヤー」 とは、生誕又は没後がキリのいい数字になった著名人を対象とします。この記事ではクラシックの作曲家に的を絞ります。

当ブログでは、50年間隔で該当する作曲家を選び、2015年は 「シベリウス」、2016年は 「サティ」、2017年は 「グラナドス」 に焦点を当ててきました。

そして、今年2018年は、生誕200年の作曲家 「グノー」 を選びました。

Charles_gounod_1890_by_nadar
画像 Wikipediaより

シャルル・フランソワ・グノー(Charles François Gounod)は1818年生まれのフランスの作曲家です。名前がいかにもフランス人らしいです。

「ファウスト」、「ロメオとジュリエット」 などのオペラ作品は有名ですが、生涯をかけて書きつづけたのは宗教音楽でした。

あまり知られていませんが、バチカン市国の国歌 「"Inno e marcia pontificale"- 賛歌と教皇の行進曲」 を作曲したのは、グノーです。
https://www.youtube.com/watch?v=oilI9Kq8408

そして、グノーが宗教音楽の師として仰いだのが J.S.バッハでした。

グノーの代表曲である 「アヴェ・マリア」 は、バッハの 「平均律クラビア曲集」 第1巻・第1番の前奏曲を伴奏に用い、ラテン語の 「アヴェ・マリア」 の歌詞を付けたもので、広く親しまれています。 バッハ平均律=https://www.youtube.com/watch?v=PXMVkQ70I88

この曲は、シューベルトやカッチーニの作品と並んで 「世界三大アヴェ・マリア」 と言われ、クリスマスや、結婚式、コンサートのアンコール・ピースなどで良く演奏されます。 

※カッチーニのアヴェ・マリアは、近年の調査で20世紀ソ連の作曲家ヴァヴィロフの作品と判明しています。ちなみに、カッチーニは没後400年で、バッハより古く、日本の戦国時代に生きた作曲家でした。

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  Ave Maria - Bach Gounod (リンク切れはご了承下さい)

他にもメモリアルイヤーの作曲家はいます。前述のカッチーニ(没後400年)を始め、モンティ(生誕150年)、スコット・ジョプリン(生誕150年)、レナード・バーンスタイン(生誕100年)、ロッシーニ(没後150年)、ドビュッシー(没後100年)など。

この一年は、これらの作曲家の作品が演奏される機会が多くなると思います。メモリアルイヤーが、クラシック音楽振興の一助になれば幸いです。

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