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  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2017年12月12日 (火)

日本初のクラシック曲を聴く

明治~大正期の女性作曲家 幸田延(こうだ のぶ)の ヴァイオリンソナタ を聴く機会に恵まれました。(関口智子 第21回ヴァイオリンリサイタル ピアノ:安達朋博 2017・12・10 シューベルトホール)

※幸田延(1870-1946)は、作家 幸田露伴の妹で、滝廉太郎や山田耕筰、オペラ歌手 三浦環(たまき)の先生といわれている。


関口さんは英国王立音楽大学で学んだ俊才で、今回は東京など全国三か所でリサイタルを行い、後半のプログラムに幸田延の作品を取り上げました。

■この日の後半のプログラム

♪ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第2番 ニ短調(明治30年 幸田延作曲)
♪ヴァイオリンとピアノのためのソナタ  第1番 変ホ長調(明治28年作 幸田延作曲)


大変珍しい曲で、作曲家3万2千人CD10万枚のライブラリー 「
ナクソス・ミュージック・ライブラリー」 にも収録されていません。もちろん Youtube にもありません。

しかし、聴いてみると立派なクラシック作品で、ほとばしるような情熱を感じました。シューベルトホールの館長さんが、滝廉太郎のピアノ曲 「憾(うらみ)」 を思い出したと言われましたが、同感でした。「憾(うらみ)」 は、この作品の直後に書かれたものです。


明治30年頃の日本は、まだ琴や三味線の時代です。
そんな時代にウィーンに渡り、西洋音楽を学んだ女流作曲家 幸田延。

まだ20代の幸田延が書いた瑞々しいヴァイオリンソナタは、日本人として初めてのクラシック音楽作品となりました。

その作品にスポットを当てたヴァイオリニスト関口智子さんと、西洋音楽への道を開いた 幸田延さんに敬意を表し、貴重な音楽体験に感謝しました。

 

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