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書の作品

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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2017年12月29日 (金)

「心で見る」一年に

年賀状を書き終えてテレビを付けると、どのチャンネルも貴乃花親方の処分をめぐる話題で一色である。

この一年が終わろうとしているが、年ごとに騒々しくなる世の中に辟易としている人も多いと思う。

週刊誌が火を付け、テレビのワイドショーが連日のように特集して、政治家や芸能人の不祥事が日本中を駆け回る。

騒々しくしているのは誰なのか。

不祥事を起こした当事者なのか、面白おかしく報道するテレビなのか。そんな話題に飛びつく我々なのか。

情報が濁流の如く流れていく中で、何か大事なものが見落とされていないだろうか?考える力が衰えていかないだろうか。

サン=テグジュペリの「星の王子様」に出てくる、「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ」  (Le plus important est invisible) という言葉を思い出した。

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金子みすゞの詩にも、

ちってすがれたたんぽぽの、
かわらのすきにだァまって、
春のくるまでかくれてる、
つよいその根はめにみえぬ。

見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。 
(「星とたんぽぽ」一部)

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来年は、たんぽぽの根っこを 「心で見て」、美しい花を愛でたいと思いました。

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