国果と子規の句
言うまでもなく、日本の国旗は「日の丸」。 国歌は「君が代」です。
法制化されていませんが、日本の国花は 「さくら」 と 「菊」 です。
では、日本の国果(果物)は何でしょう?
答えは 「柿」 です!
調べてみると、日本を代表する懐石料理人の辻嘉一氏(京都生まれ・1988年11月17日没)が、日本を代表する国果(果物)は 「柿」 であると、新聞に載せたことが発端のようです。
柿くへば 鐘が鳴るなり 法隆寺 正岡子規
「子規は柿が大好物であったようで、たくさんの柿の句を詠んでいます。
奈良旅行においても、「柿食へば・・・」のほかに、柿の句が詠まれています。
柿落ちて犬吠ゆる奈良の横町かな
渋柿やあら壁つづく奈良の町
晩鐘や寺の熟柿の落つる音
柿赤く稲田みのれり塀の内
明治35年9月19日、果物好き、柿好きの子規は、その年の柿を口にすることなく35歳の短い生涯を終えました。」 (奈良県ホームページより転記)
この季節は町に 「柿」 があふれています。日本を代表する国果 「柿」 を食べながら、子規の心情に触れて秋の夜長を過ごしたいものです。
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