冴えわたる中秋の名月に名曲を聴く
今夜は 「中秋の名月」 でした。
名月に聴く名曲と言えば・・・
やはり、ベートーヴェンの 「月光ソナタ」 と、ドビュッシーの 「月の光」 です。
その2曲が両方聴けるコンサートに出かけました。
「月の幻想(ファンタジー) ~中秋の名月に寄せて~新井伸枝(Pf)」 (2017・10・4 宗次ホール)
冴えわたるピアノの音色が、冴えわたる今夜の月を連想させました・・・
芸術の秋に相応しいコンサートでした。
その3日前に、冴えわたるヴァイオリンの音色を楽しみました。
マンションの8階にある音楽ホール「フィオリーレ」で聴くサロンコンサート風のヴァイオリンリサイタル。 (木野雅之ヴァイオリンリサイタル 北住淳Pf 2017・10・1 )
友人たちとの久しぶりの音楽談義に花が咲き楽しいひと時でした。
さらにその2日前に、冴えわたるチェロの音色を堪能しました。
「ドイツのトップチェリスト ティムコンサート」(2017・9・29 スイトピアセンター音楽堂)
ベートーヴェンのチェロソナタ3番はドイツの正統的な名演でした。ベーゼンドルファーとチェロの音色が溶け合って、まさにいぶし銀の響きでした。
冴えわたる月の季節に、冴えわたる音楽を聴く幸せ。 汚れた心が、澄み切った月の光に照らされ、美しい音楽の響きに満たされて浄化していくようです。
混沌とした国内の政治情勢、米国の銃乱射事件、北朝鮮の脅威を、一瞬たりとも忘れさせてくれる名月と名曲の輝きに、この一週間は救われました。
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