私流 ~老人の心得 あいうえお~
敬老の日にちなんで、人生の晩年の生き方を考えてみました。やや説教じみていますがお許しください。
題して ~老人の心得 あいうえお~ 多分どこにもない私流の心得ですが、もし皆様にも思い当たる節があったら嬉しく思います。
では早速、~老人の心得あいうえお~ スタート!
■ 「あ」 あたり前のことに感謝する。
「朝起きて顔を洗う時、蛇口をひねればキレイな水が出る」。こんな当たり前のことに感謝しましょう! 携帯電話にも感謝です。電子レンジにも感謝です。100年前には無かったものばかりです。
そして、自分が今生きていることに感謝すれば、この歓びを人にも与えることです。与(あた)える人生を歩むことは晩年の究極の生き方ではないでしょうか。
■ 「い」 いば(威張)らない。
切れる老人が増えています。ネットと機械化が進んだ社会では人間関係が希薄です。老人は孤立し、潤いの無い不寛容社会が進行します。そんないら立ちが 「キレる老人」 を作ります。
正義感に燃えることは結構です。しかし、たとえ義憤であっても自分が100%正しいとは限りません。そこにはエゴが見え隠れします。
敢えて寛容な老人を目指しましょう。高齢者の年金を支えているのは若い人たちですが、子供や孫たちに援助しているのも高齢者です。世の中は助け合いで成り立っています。威張っても何の意味もありません。威張る人=偉い人ではありません。威張る人ほど惨めな人はいません。
■ 「う」 うた(歌)う、読む、笑う!
歌いましょう!読みましょう!笑いましょう!
歌は、右脳と左脳をバランス良く使います。ですから、カラオケやコーラスはボケ防止に最適です。リバイバルの歌声喫茶もおススメです。
本や新聞を読みましょう。出来れば声に出して読みましょう。インターネットのデジタルニュースも読みましょう。お経を読むこともお勧めします。声に出して読むことは、歌うことと同じく老化防止になると言います。喉を鍛えることで高齢者特有の誤嚥性肺炎を防ぐ研究もあるようです。
ご存知の通り、笑うことでNK細胞を活性化させ、身体の免疫力がアップします。面白くなくても笑いましょう。作り笑いでも効果は同じです。一日5分でも気が狂ったように笑いましょう。(車の中が一番良いようです)
■ 「え」 えー(良い)天気、えー(良い)天気と、どんな天気も受け入れる。
お天気に文句を言うのは禁物です。どんな天気でも自然の恵みです。自然の恵みに感謝し、空を見上げましょう。雨が止んで虹が見えたりします。どんな天気も受け入れて自然を感じましょう。
天気に文句を言わなくなると、不思議ですが肝心な時に晴れてくれます。これは私の経験です。人間も地球の一部です。どこかで意思は繋がっているはずです。
ですから、台風には話しかけて下さい。きっと進路を変えてくれます。信じる人だけ試してみて下さい(笑)。
■ 「お」 おのれ(己)を発信する。
自分の考えに信念を持って、その考えを世の中に発信しましょう。そのために独創的で豊かな発想力を磨きましょう。
自分の考えを持つことで質の高い人間関係が生まれます。良好な人間関係は人生を幸せにしてくれます。(ハーバード大の75年間の研究成果)
発信力のある高齢者ほど魅力的な人はいません。そこに人の輪が出来て拡がっていきます。高齢者の晩年のカギを握るキーワードは発信力だと思います。
理想の老人像を求めて私たちは晩年の人生を過ごしています。誰もが人生にどれほどの価値があるのか、自問自答しながら歩いているのが現実です。
以上 「私流老人の心得」、如何でしたでしょうか。私的な考察にお付き合い下さりありがとうございました。
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