作品展の下書き
これだけ暑いと晴耕雨読という訳にいきません。 家の中で 「秋の作品展」 の準備をすることにしました。
今回は特別に頼んで、私の好きな俳句を書くことにして、そのお手本を先生に書いてもらいました。
お手本を見ながら試行錯誤して書いてみました。平仮名の 「ぴあの」 をどう書くかが一番のポイントです。
薔薇深く ぴあの聞ゆる 薄月夜 正岡子規
次に、虚子の句です。先生のアイデアで色を付けることにしました。顔彩えのぐを使って虹のイメージを表現します。初の試みで難しいのですが、なかなか面白い作品が出来そうです。いずれは、五線譜やト音記号なども試してみようかと思っています。
虹消えて 音楽は 尚続きをり 高浜虚子
余談ですが、高浜虚子(たかはま きょし)は正岡子規の弟子でした。虚子の「子」は、子規から一字貰ったものです。虚子はもともと小説家でした。この句もどこか物語風に思えます。
虹も音楽も、生まれては消えていくものです。「消えていくものは、はかないものです。」 「はかないものは美しいものです。」
ですから、日本人は桜の花を愛しました。
虚子が音楽を愛していたかは不明ですが、ご子息(次男)は作曲家の池内友次郎氏です。友次郎氏の奥さまがピアニストの遠藤郁子氏です。虚子はその演奏を聴いているはずです。
虹は消えても虚子の心の中では音楽が鳴っていたのだと思います・・・
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