指揮者は演技力も必要
夏の風物詩と言えば、サマーコンサートもあります。夏は意外にクラシックコンサートが多いのです。
本日、そのうちの一つを聴いてきました。(ウィーン岐阜合唱団定期演奏会 2017・7・30)
プログラムは、ヴィヴァルディの 「四季」 と、フォーレ 「レクイエム」 他。
前半の 「四季 」 はソロヴァイオリンが素晴らしく安心して聴いていましたが・・・
何と、演奏中に指揮者が酔っ払って、舞台上で寝てしまうというハプニングがありました。
これは、「秋」 の第2楽章 ”酔っ払いの居眠り” の音楽を、指揮者が捨て身で演技したものです。 聴衆もビックリ!の名演技でした。
さて後半は 「フォーレレクイエム」、この名曲をどう表現するか、大いに期待して聴きました。 半年間、練習に練習を重ねて今日の本番を迎えたことと思います。
暗譜して歌われたフォーレレクイエム
「歌う人も聴く人も、この天国よりのメッセージに触れた瞬間から、崇高で洗練された音楽の虜(とりこ)になるのです。」 (プログラムの解説文より抜粋)
この曲の魅力を表現することの難しさは言うまでもありません。東洋人が異文化であるミサ曲を歌うことには限界があるからです。
その意味で、多少の消化不良はありましたが、全体的には良く仕上げていたと思います。オーケストラ、ソリストの皆さんも含め本当にお疲れ様でした。特に演技力抜群の指揮者に敬意を表します。
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