ふるふる館の謎
全く個人的な記事ですが、近所に 「ふるふる館(やかた)」 という変わった名前のマンションがあります。 実は私の友人も住んでいます。
このマンションのオーナー様には、ブログのネタにして申し訳ないと思いながら、この奇妙なネーミングの謎に迫ってみようと思いました。
実は昭和の初期まで、このあたりには「長良古々川(ふるふるがわ)」という川が流れていました。
岐阜市のシンボル清流 「長良川」 は、もともと、「長良古川 (ふるかわ)」、「長良古々川 (ふるふるがわ)」、「井川 ( 現長良川 )」 の3本から成っていました。
この街に60年以上も住んでいるのに、長良川が3本あったことなど全く知りませんでした。
岐阜歴史探訪より http://gifutravel.webcrow.jp/gifu/02gifushi01.html
明治、大正時代以前には、この3本の川が氾濫し、流域に多大な被害が出ていました。
度重なる水害から町を守るため、昭和の初期に大々的な治水工事が行われ、古川と古々川は廃川となりました。
以後この広大な河川敷は、公共施設(メモリアルセンターなど)や住宅地として発展し、現在に至っています。我家の建っている所も河川敷だったようです。
この 「ふるふる館」 というマンションも、「古々(ふるふる)川」 から取ったネーミングだったわけです。
何でも興味を持つことは良いことです。ちょっとしたことでも疑問に思ってみると、意外と色々分かってきます。 歴史の勉強になったりします。
今回の件は近所の知人から聞きましたが、今はネットでも調べられます。郷土の歴史を学ぶことで未来の展望も開けるような気がします。
■ 参考動画 長良川デジタル百科辞典 (リンク切れはご容赦下さい)
次は、郷土の氏神様にまつわる謎に迫りたいと思います(現在調査中)。ご期待下さい。
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