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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2017年6月 7日 (水)

ニホンという滅び行く国に生まれた若い君たちへ (本の紹介No.027)

図書館で借りた一冊の本。 長いタイトルです。

サブタイトルには、「15歳から始める生き残るための社会学」 とありますが、別に15歳以上の若者だけを対象にした本ではなさそうです。

著者も、タイトルにある 「若い君たち」 とは、単に未成年を表わすに止まらず、権威や常識に束縛されない自由な精神を持ち続ける者の総称である、と述べています。

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「ニホンという滅び行く国に生まれた若い君たちへ」 響堂雪乃著 白馬社 2017・3・20発行

近頃のニュースを見ていると、「世の中がどこかおかしい?」 と思っている国民は多いと思います。

国の隠ぺい体質は頂点に達しています。詭弁と強弁がまかり通っています。疑惑は晴れるどころか深まるばかりです。非力な野党にもうんざりです。

嘘が見え見えなだけに、国民の鬱積した憤懣は高まるばかりでしょう。

そのフラストレーションが、この本を読むことで妙に解消されます。本当にこのままでは、日本は滅びてしまいます。生き残るための光を見出すには、日本という国の暗澹たる現状を知らねばなりません。


やや著者の偏見も感じられますが、平和ボケした日本には大変刺激的な発信だと思います。本の 「まえがき」 の一部を読むだけで、本文の 「凄さ」 が分かると思います。


「これから君たちはニホンという国ができて以来、最も過酷な時代を生きなくてはならないのだ。

それは君たちの曾祖父母が先の大戦で体験した苦難を楽々と超えるのであり、人類社会における未曾有の悲劇と言っても差し支えないだろう。

マスメディアに幻惑される私たちは仮想世界の住人であり、未来を窺うどころか現実への接触すら困難なのだが、一見平和に見える日常の暗渠では、想像を絶する事態が進行しているのだ。」

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