立夏/夏は来ぬ
立夏。暦の上では夏になりました。
卯の花の 匂う垣根に
時鳥(ほととぎす) 早も来鳴きて
忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ
「夏は来(き)ぬ」 は文語で、 「夏が来た」 という意味ですが、勘違いする人も多く、私も以前は 「夏は来ない」 という意味にとっていました。日本語は難しいですね。
作詞は歌人の佐佐木信綱、作曲は小山作之助。小山は日本の音楽教育の先駆者で、滝廉太郎の先生でもありました。晩年は楽器メーカー山葉(現ヤマハ)の顧問となり、多年にわたる活躍で 「日本音楽教育の母」 と評されました。
明治29年の歌曲ですが、爽やかで清新な作風は 「生命の賛歌」 とも言える名歌です。
近年では、北陸新幹線 「上越妙高駅」 の発車メロディにも使用されているそうです。
混声合唱「夏は来ぬ」 (京都エコーYoutube)リンク切れはご容赦ください。
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