財務のモーツァルトの勝利/仏大統領選
注目のフランス大統領選は、史上最年少のマクロン氏(39歳)が勝利しました。
EUとの関係強化を訴えてきたマクロン氏だけに、ルーヴル美術館前での勝利宣言に臨む際には、EUの国歌であるベートーヴェンの 「歓喜の歌」 が流れました。
もしルペン氏が勝ったら、間違いなくフランス国歌の 「ラ・マルセイエーズ」 が流れたと思います。(ラ・マルセイエーズはフランス革命の時に歌われた革命歌です。)
画像出典 http://www.sankei.com/world/photos/170508/wor1705080013-p1.html
マクロン氏の両親は医者でしたが、祖母の影響で政治に興味を持ち、投資銀行の幹部を経て、オランド政権下では経済相を務めました。
銀行時代から発揮したマクロン氏の「天性の手腕」を、経済学者のジャック・アタリ氏は 「財務のモーツァルト」 と呼んで高く評価しました。 ※金融のモーツァルトと訳す場合あり
※ジャック・アタリ Wikipedia この記事によると、アタリ氏は指揮者も経験している音楽通。
マクロン氏の趣味は読書とピアノ演奏。芸術大国フランスの大統領に相応しいかも知れません。24歳年上の夫人との間には7人の孫もいるそうです。義理の祖父マクロン氏に世界の視線が注がれています。
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