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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2017年4月19日 (水)

日野原重明先生の言葉 No.6

人生の明け方、すなわち第一の人生において、

人は受動的、かつ利己的です。

人生の午前、すなわち第二の人生において、

人は能動的、かつ少々利己的です。

しかし、人生の午後、すなわち第三の人生は、

自由に解き放たれた時間です。

世間や家庭のことに、それほどとらわれず、

自身の本当の生きがいに向かって進むのに、

他者のために自己を提供もできてしまう境遇だからです。

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(出典 50歳からの生きる技術)


人生の午後の歩き方は人それぞれです。その境遇に応じて、困難を伴う道もあれば、平坦な道もあると思います。誰もが実りある人生を夢見て必死に歩いています。

しかし先生は、どんな境遇にあっても 「利他的」 な歩き方を模索することを提言し、本当の生きがいは 「他者のために生きる人生にこそ見出される」 と論じています。

これまで、天地の恵みや多くの善意によって歩んでこられたことに感謝し、自分を支えてくれている家族や社会に感謝して歩くことです。さらに年金をもらう歳になったら、年金を支えてくれている現役世代の人たちにも感謝しなければなりません。

その感謝のエネルギーを他者のために使う人生が、人生の午後の 「本当の歩き方」 ではないでしょうか。


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